七十二候「地始凍(ちはじめてこおる)」。暦の上では寒さで大地が凍り始める頃とされています。
そこで今回は、アプリ・ウェザーニュースをお使いの方から寄せられた、寒さが作り出したアートを一部紹介します。
寒さが作り出すアート
普段とは一味違った楽しみ方を
<凍るシャボン玉>↑
普段は虹色に光を反射させながら、フワリと浮いているシャボン玉。しかし凍った姿はまるで別物。繊細なガラス細工のようです。
通常のシャボン玉液で作ったシャボン玉は、-15℃前後で凍り始めます。凍ったシャボン玉の中には徐々に氷の結晶が…!当日の気温や湿度・風速により、中にできる氷の結晶の形や凍り方は変わり、非常に幻想的な世界を演出します。
めったにお目にかかれない!
<草木を凍らす「雨氷」>↑
皆さんは雨氷(うひょう)というものを知っていますか?
過冷却状態の雨が、木や地面などの物体に付着して凍結すると、その物体は透明な氷で覆われます。これが雨氷です。
日差しに照らされ、キラキラと光る姿が目をひきますが、実はなかなか見ることができません。発生地域としては中部以東。最も記録が多いのは長野県とされています。
自然が作り出す氷のアート
<つららのライトアップ>↑
埼玉県秩父市にある三十槌の氷柱(みそつちのつらら)は、知る人ぞ知る埼玉県の冬の観光名所。
岩の間から湧き出る冷たく澄んだ水が、天然の氷柱を少しずつ形成していきます。時間をかけて作られた大自然の氷のアートは、なんとも言えぬ美しさです。
夜になるとライトアップもされますので、昼間とはまた違った表情を楽しむことができますよ。
凍ったものを探してみよう!
いかがでしたか?寒い季節だからこそ見ることが出来る景色や現象は不思議な魅力を感じますね。
これからの季節は昼間の気温もあまり上がらず、冷え込みが厳しくなってきます。
そんな時はぜひ、凍ったものコレクションを探して楽しんでみてください。
(ウェザーニュースより)