七十二候が白露の次候に変わり、セキレイが鳴き始める頃となりました。
セキレイってどんな鳥
暦の上では、セキレイが鳴き始める頃とされています。皆さんはセキレイと聞いて、どんな鳥かすぐに思い浮かぶでしょうか。
もともとは寒い地域の鳥で、日本では北海道や東北でしか見かけない鳥でした。しかし、時代とともに生息地は南下。現在は西日本でも見ることができるようです。
セキレイは、河川沿いや池、沼といった水辺を拠点としており、主に昆虫などを食べて生活しています。
近年では市街地にも姿を現し、スズメやハトと同じく、身近な鳥として親しまれています。
またの名を…
長い尾を上下に振りながら歩くのは、セキレイの特徴。その姿から「石たたき」「庭たたき」などと呼ばれていました。
さらに日本の神話の中でイザナミとイザナギに夫婦和合や子作りの方法を説いたことから「恋教え鳥」という別名も持っています。
どっちがどっち?
セキレイには様々な種類がいるのですが、その中にハクセキレイとセグロセキレイというものがいます。
実はこの2匹の鳥、非常にそっくりなんです。
見分けるポイントとしては、目の下の部分が黒か白かということ!
目の下が白いほうがハクセキレイ、目の下が黒いほうがセグロセキレイとなります。
外出先で見かけたら、「さて、どっちだ?」なんて思いつつ、ぜひ観察してみてください。
(ウェザーニュースより)