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J. S. バッハ：インベンション No. 1～15 & シンフォニア No. 1～15
ピアノ独奏：シモーネ・アンドレア・ディナースタイン
インヴェンションとシンフォニア( Inventions and Sinfonias, BWV 772-801)は、
ヨハン・ゼバスティアン・バッハの教育目的のクラヴィーア曲集。
インヴェンションは2声の、シンフォニアは3声の、対位法的な書法による様々な性格の
詩情豊かな小曲集です。
自筆譜には「率直なる手引き」と題されたバッハの言葉が書かれています。
「 これによってクラヴィーア愛好者、ことに学習に意欲を燃やす人々が、（１）2声部をきれいに演奏することを学ぶばかりでなく、さらに上達した段階で、（２）3声部のオブリガート・パートの処理を正しく立派に行う明確な方法が示され、あわせて同時に良い着想を案出するのみでなく、それをりっぱに展開すること、しかしなによりもカンタービレの奏法を身に付けること、それに加えて作曲への強い興味と愛好を呼び覚ますことへの指針を掲げるものである
著作者 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、ケーテン侯 宮廷楽長」
演奏だけでなく、作曲も視野に入れた優れた教育作品として、現在も高く評価されており、
現代のピアノ学習者のための教材としても広く用いられている。
また教育作品に留まらず、バッハの他のクラヴィーア楽曲と同様、多くのチェンバロ奏者やピアニストが演奏や録音を行なっている。
ここまで、Wikipedia より抜粋・引用させていただきました。
独奏するシモーヌ・ディナーシュタインさんは、独特の音楽的な声を持つアメリカのピアニストです。
2007年、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」を録音し、楽譜に深く根ざした美学と極めて特異な美学を反映させたことで、彼女は広く世間に注目されるようになりました。
ワシントン・ポスト紙は、彼女を "驚くほど独創的なアイデアと反論の余地のない誠実さを持つアーティストであり、エレガンスと優美さを併せ持つこれらの特質が、彼女の音楽作りに魅惑的な美しさを与えている"と評し、
ニューヨーク・タイムズ紙は "バッハ解釈の森の中のユニークな声 "と書いています。
このインベンションとシンフォニアは、バッハ独特の厳しい視線ではなく、シモーヌさん独特の優しく温かい音色が、とてもよく似合うと思うのです。