
優雅な薄茶色ベースの上に、孔雀の尾羽のような紋様が とても綺麗な蝶。
南方からの外来種らしく、そのせいか冬も暖かいところでないと見かけません。
日本の北限は三浦半島あたりとのこと。
春先に、パンジーの花の上をひらひらと飛んでいる様子は、モーツアルトのフルート協奏曲によく似合います。
この蝶、パンジーを食べて育ちます。
幼虫は、黒字に赤い突起を備えた見るからにおどろおどろしい姿。緋縅(ひおどし)のよろいを着ている
かのようです。お世辞にも美しいとはいえません。
他の蝶と違い、さなぎになるときに、逆立ちします。普通は、頭を上にしてさなぎになりますが、
こいつは、おしりを壁にくっつけて宙ぶらりんになるのです。面白い奴です。
蝶の仲間はどれもそうですが、自分が育った辺りに必ず帰って来て卵を産み付けます。かわいい奴!
この幼虫めが、やたらにパンジーを食べます。
我が家の庭には春先にパンジーを植えますが、花を見るというより、この蝶のために毎冬植えている
ようなもの。
春先は、パンジーも元気で、どんどん葉を伸ばしてくれますので、食料は安心。
ただし、今頃になると、暑い太陽光でパンジーが弱り、食料の葉っぱが不足し始めます。
なのに、春先に成長した親蝶が戻ってきて、やたらに卵を産みつけます。
哀れなパンジーの上には、食料を求めてうろうろする緋縅の幼虫が一杯!
スピンは隣近所を訪ね歩いて、まだ葉が残っているパンジーを集めなければなりません。
今日も、ようやく一鉢探してきてあげました。 「それっ♪」と幼虫共がパクパク食いつきます。
やれやれ・・・・
さなぎは2週間ほどで、華麗な ツマグロヒョウモン に生まれ変わります。
まだ涼しい夏の朝、さなぎから抜け出て、我が家の壁で陽の光を浴び、飛び立つ準備をしている姿を
見ていると、パンジー集めの苦労も消えていきます。
さてっ、パンジーの鉢を貰いに出かけよう!!
(画像は、こちらから拝借してまいりました。(無断で、すみません)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/tumagurohyoumonn.html