受け継がれる生命

今年、はじめてのアゲハを送り出し・・・雨、風の多い気候ながら安否を気にしておりました。
昨日「実のつけないスダチ」の新芽にハダニがきていないかと覘くと・・・
いつの間にかアゲハが卵を産んでいました。

今までこの時期に生まれたアゲハが再び戻ってくることはなく自然界の厳しさを
身にしみていましたがしっかり忘れずにしかも無事に生き残って帰ってきました(嬉しい)。
でも・・・産卵数は一個だけ。。。必死に生んだ姿が眼に浮かびます。
生存率が低いだけに一粒種が孵って蝶まで無事成長できることを願っています。

命を繋ぐことは万物に与えられた神の愛・・・
人間の力では制御不能となりうる恐ろしい原子力技術に「安全」という神話のもとに・・・
私は一部分といえど携わったことは慙愧の念の堪えません。

多くの従事者、学者が警笛を鳴らすことに傾聴せず、裁判所までが原子力を推進する
判決を出し続けてきた人間の驕りが今日のFUKUSIMAの姿なのかもしれません。
25年経過したチェルノブイリ原発は今尚、石棺した建てやから発生する放射能との戦いを
続けています。

私たちは、この現実は受け止めざるを得ませんが今後の課題に対し、各電力会社が未だ
利益優先の企業論理にあり、政府の思惑が先行している現実に心痛む毎日です。

受け継がれる命にたいし限りなく安全な場所を提供して頂くことを願ってやみません