さぁー子供達は夏休みだー!

さてさて『修学院離宮』のお話。
ここは後水尾(ごみずのお)上皇(第108代天皇)の指示で1655年から4年の歳月をかけて作られた離宮です。
前回の「寿月観」につづき今回は一番上に位置する「隣雲亭」。

『修学院離宮』は上・中・下の三つの御茶屋(離宮)からできていますが建物には、
あまりこだわったお金のかけ方をしていないのが特徴かもしれません(個人的見解)。

ご覧のようにいたって質素なつくりです。

裏側からの作りも・・・有名な一二三石の場所ですが凝った作りではありません。


建造物よりむしろここは54万平方メートルという膨大な庭全体の一つひとつにかけられたお金がスゴイのでしょう。
徳川幕府から交渉の末、かなりの資金を投入して出来上がったとのことです。
詳しくは歴史書で・・・。
圧巻は・・・この隣雲亭から望む「浴龍池」(写真ではやっぱり伝えきれません…)

ここは修学院離宮の究極スポットで、秋の紅葉は最高とのことでした。

そしてさらに歩きながら池を中心に描かれる「日本の美」のみごとさに吸い込まれていきます。


デジカメのシャッターを押しても押してもなお続くこれらの景色にまるごと飲み込まれっぱなし。

この庭を設計した後水尾(ごみずのお)上皇の感性に溜息が漏れます。
どの位置でも、どこの角度から見てもすべてが絵になってしまう。。。

皇宮警察が同行せず一日いっぱいこの場所に居られたらどんなに癒されることでしょう
。。。つづく。。。