I went to Napa (13)

さて、お腹が一杯になったところで、いつも必ず行くワイナリーボーリュー・ヴァインヤード(Beavlieu Vineyard)。ワイナリー名の語源はフランス語「Beautiful Place」という意味から来ています。
いつもは『BV(ビーヴィー)』の名前で親しまれていて(BVは登録商標になってます)正式ワイナリー名って「えーっと何だったっけ?」と言えない人が多く、私もその中のひとりですね(自慢になりませんが・・・)。
日本では、なじみの薄いブランドですが、ここでは超メジャー級。
スーパー、レストラン・・・必ず置いていて、10$台のワインから150$台の超高級ワインまで幅広く揃えられています。
1900年設立の老舗ワイナリーで、映画『サイドウェイ』で話題になったPINOT NOIR(ピノ・ノワール)を始めてここカリフォルニアで栽培したことでも有名ですが、やや地味な存在かもしれません。

いつも、ここでテースティングをして限定品を買います。
前回は「Beauzeaux(ボーゾー)」をチョイス、が今回のテースティングでは、期待に応えた感じがせず、辿り着いたのが今日の写真「Syrah(シラー)」Maestro Collectionです。

この葡萄種はフランス「コート・デュ・ローヌ」地方の赤ワインの有名品種の代表格。
カリフォルニアでは、ほとんど生産されていなく希少価値の葡萄です。
濃いルビー色・・・深紫っていう感じのカラーですが、グラスを傾けてグラデーションさせると薄い紫色が鮮やかに浮かび上がります。
渋みも酸味もしっかりしていて口当たりも滑らか。
飲んだ瞬間は甘さが先に来ますが・・・その7、8秒後、酸味が追いかけてきます。
最後は渋みが「I'm sorry I'm late」と言わんばかりに加わり舌の上で跪きます。
なんとも感動的な味覚・・・即、購入を決定しました。