I went to Napa (10)

長々とオーパス・ワンについて書いてしまいました。
最初にして最後となった作品番号1番(Opus One)を鑑賞する前にこのワインのセカンドラベルという位置づけのワイン「OVERTURE(序曲)」をご案内しなければなりません。
(オペラの始まりには序曲がつきますので)。
今日の写真がそれです。

このワインはオーパス・ワンのワイナリーに行かなければ購入することができないセカンドワインです。価格は50$。
ただ、手に入りにくいために日本ではプレミアムが付き18,500円で売られたりもします。
勿論、前回写真のヴィンテージ1998年ものは43,000円でしたが・・・。

このオーバーチュアは、オーパス・ワンの厳しい基準をクリアできなかったワイン・・・と言われたりしていますが、もともと廉価提供するために作り方がやや違っています。
私はこのプールサイドで寝かせているのでまだ飲んでいませんが、飲んだ人の感想は、もう少し寝かせてもいいのでは(4~5年)?と言っています。
また、「無理やりたたき起こされた」感じであるとか、「やや青さが残る」とか、「まだ力強い」感じなどとも言われたりもしています。

まぁー、このワインは普通18ヶ月で樽出しされますが、複数年数のものがブレンドされるためヴィンテージ記載がありません、やや話題先行気味の感は否めません。
ただ確かにいえることは『Opus One』を感じ取ることができる序曲(Overture)であることには違いありません。

ワインを良く知る方によれば、あの価格(160$)を出すのならもっとすばらしいワインがあると言います。(私もややその意見に共感を覚えます・・・ただ、貧乏なだけかも)
そして2004年、このワイナリーが買収されました。
1番(Op.1)気になるのは今後のことかもしれません。