我が家とアメリカ旅行2023 モーテル6 その2 | 火星美人の別居のち同居の日記

火星美人の別居のち同居の日記

2014年8月5日、嫁さんと別居しました。
4回目の結婚記念日でした。
そして2年の予定が4年になって、2018年10月にやっと再同居。
我が家の話、もうちょっと続きます。

モーテル6に宿泊することになった我が家ですが、嫁さんの感想は

「お言葉に甘えて、ずっとトレーラハウスに泊まらせてもらったら良かった」

でした。それくらいにツラく、実際より長く感じる時間だったのです。

 

ということで、ダイジェスト的に不運をまとめてみます。

不運というか、まあ、これがモーテル6の日常なのかも知れません。

 

■到着すぐの出会い、怒れるおじさん

↑の画像の看板の先が駐車場で、右側にフロントがあります。

到着したのは、夜9時前。駐車場に入れた瞬間、嫁さんが

「やばい。やばい。ヤバイあの人」

と悲鳴のような声を上げたのですが、その視線の先には

なぜか、めっちゃ怒っているおじさん

 

ピックアップトラックと部屋の間を何度も往復して

大きな声で怒鳴っています。

そして、1階の部屋のドアをどんどんと何度もノック…というか殴っています。

 

何を叫んでいるのか聞いたら

「なんでだよ!なんでオレは!」

と自分を責めています。すごく責めているのです。理由が

「なんでカギを無くしちまうんだよ!」

とのこと。部屋のカギをどっかでなくしたんですかね。

我が家からしたら、「マジで知らんがな」という事情ですが

でも、モーテルの部屋をどつかれていると、その音でビクビクするし

きっと酔っているかイッているので、難癖を付けられたらたまらない。

 

泣きそうになりながら、視界に入らないようにチェックインしました。

 

で、また運が悪いことに、あてがわれた部屋が、1階のそのおじさんの部屋の2つとなり。

少しでもモーテル6を離れたくて、夕飯を食べに遠出しましたが

それでもその日は遅くまで敷地に怒鳴り声が聞こえていました。

 

ちゃんと身分を証明して、合鍵で開けてもらえばいいのに…

どうもフロントでそれも拒否されたようで。

なにしてるんだよ…おっさん。

 

「もしかするとDVとかストーカーで、相手が部屋にいるのかもしれん」

というイヤな想像などをしてしまう我が家なのでした。

 

■え?住んでるの?モーテル6に?な住人たち

で、チェックインすると、その横ですれ違う人たちが挨拶をしてくれます。

まあ、アメリカなので、だいたい挨拶してくれます。

でも、みんな、わりとみすぼらしい身なり。

中には謎の巨大なずだ袋を背負っている人もいます。

 

ナパはそれなりに高級な観光地なので、モーテルだとしてもわりと身なりはいいのです。

観光客は。

 

そう、その人達は、住んでいる人なのです。

映画『フロリダ・プロジェクト』などを参考にしていただければ、イメージがつきやすいかと…

モーテルに住む方が高そうな気がしますが、

そこはアメリカの謎…闇…。

 

で、彼らはタバコを吸うんですよね。

その灰皿が、うちの部屋と隣の部屋の間にある。

なので、常に窓の外に人の気配…。

 

まずもって、チェックインの際に、大量の荷物を運ぶのがイヤでした。

なんせ、アウトレットモールの紙袋を大量に持っていたので。

嫁さん曰く「治安はあんまり良くないエリア」とのことなので、ほんと心配になりました。

 

■翌朝は静かだけど…なにしてるのよおじさん

夜、めっちゃ叫んでいたおじさんも、どうしたのかちゃんと部屋に入れたようで

朝は部屋の中からピックアップトラックまでを何度も往復していました。

「昨夜の怒りが嘘のようだな」

と思ったのも束の間、よく見たら、部屋の入口から老化に向けて、

大量の鳥の羽根を掃き出しています。

 

なんで?なんでそんな白い羽根が大量に出るの?

 

ファーマー風のおじさんだったので、もしかしたら鳥を部屋でしめた…?

あるいは昨日いろいろ揉めて、枕が爆発した?

 

なんにしてもヤバイ想像しかできない…。

嫁さんに報告すると、「コワかったからそっちは見ないようにしていた」とのこと。

 

■金曜日は徹夜でフィーバー、たぶん隣のカップルがパーティ

2日目の夜は金曜日だったと思うのですが

我が家も最終日。ちょっと安心して寝られるかなと思っていたのですが

隣が徹夜でパーティ。

 

観光地なので羽目を外すのはわかるんですが…

うっすい壁のモーテルなのに、

重低音のクラブ的な音楽をがんがんかけています。

 

そしてたぶん換気扇が繋がってるんでしょうね、葉っぱのにおいがうちの部屋まで…

なので、音とにおいでまったく寝られない…。

「早く寝てしまわないと、これはヤバイぞ」と言い合ったので、嫁さんは速攻で就寝。

私は寝遅れて、パーティの余波に捕まってしまいました。

 

さすがにうるさいので、文句言いたいのですが、銃社会ですし…。

相手は確実にハイになってますから…。

寝られないのに泣き寝入りしていたのですが、そこへ果敢に挑むのが、

初日の怒れるおじさん。

23時くらいに、ドアをどついて叫ぶ声がしていました。

 

そこからいったんは静かに。

でもまあ、ハイになってますから、

24時頃には、パーティ再開。

また音とにおい…寝られない…。

 

で、ハイも極まってきたのか、クラブ的な音楽がメロウな曲調になり

「これなら寝られる」と思ったら、またすぐに大音量

そして、あえぎ声。そして振動。ああ、やってるんだ…。

もう、ほんと、まったく寝られませんでした。

 

 

ということで、たった2泊なのに、超盛りだくさんの経験をさせていただきました。

とにかく我が家はビクビクしながら過ごしていましたし

クサいし暗いし、なんか湿ってるし、ちょっと暑いので、気持ちもカラダも疲れた気がします。

 

実はこれ以外にもいろんな人がいたのですが…

もうあんまり詳細が思い出せないし…思い出したくないので…強烈なものだけに留めておきます。

写真がないのは、コワくてカメラを構えられなかったから

「写真とか撮らないでよ。難癖つけられた困るでしょ」と嫁さんも言ってましたし。

 

ということで、次はもうちょっと楽しい話題を綴りたいと思います。