ついに現れてしまった!「ユーミンって誰?」と言った女の子 | EVERYBODY'S TALKIN'/噂の音楽四方山話

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60年代~70年代の洋邦楽、ジャズ、クラシックの個人的に好きな曲のみをご紹介いたします。また自分のライブハウスでの弾き語りなどの情報、その他の趣味なども。

 先日若手ミュージシャンと集う場があったので、どんな曲を唄うのか、私と同じ「おじさん世代」の友人数人と見に行った。非常に旨い人が多くて、中には「はっぴいえんど」の「風来坊」を唄う子もいたりして最近の若手は「昔の曲も良く知ってるんだねー」という感想を持った。しかし!演奏後の雑談での出来事にびっくり!


 ミュージシャンの演奏が終ったので、店内にFMが流れ出したのだが、その1曲目が「ケミストリー」だった。すると店にいた大学生と思しきお客さんが一斉に「おっ懐かしい曲がかかった!」と言う。 

えー?!「ケミストリーが懐かしい?」そんな事を言ってると我々が唄うビートルズはどうなるの?と友人と苦笑してしまったが、更に衝撃的な女の子が現れた。


 その女の子も多分大学生と思うのだが、「ユーミンの曲を唄ってみれば」という友人の問いかけに対して、真顔で「誰それ?」ときた。思わず私と友人は顔を見合わせたのは言うまでも無い。


  ユーミンは最近CMに出て懐かしい「卒業写真」を唄っているが、そんな話しを知らずとも、親子2代、最近ではそろそろ3代に渡ってファンという一家もいる程のミュージシャンなので、音楽が嫌いな人ならともかく、好きな人で知らない人が現れたのはちょっとショック。。


 しかし「誰それ?」といった女の子も「あー松任谷由実!知ってる、知ってる」と言っていたから、単に「松任谷由実」のニック・ネ-ムが「ユーミン」だと知らなかっただけなのかも知れない。(百歩譲ったが)


 しかし恐らく「荒井由実」と「松任谷由実」が同一人物である、ということを知っている人は確実に減っていると思える。(いかん!我々が啓蒙せねば)


 というのは、10年位前のFMで当のユーミンがDJを担当している番組があったのだが、そこでユーミン曰く「お便り頂きました、リクエスト致します。荒井由実という人が唄っている「卒業写真」をかけて下さ~い。おいおい「荒井由実」って私ですよ」というのを聴いた事があるからだ。10年前でこれですからね。  


 そして、なおのことユ-ミンが他のシンガーに曲を提供する時に使うペンネームが女優クレタ・ガルボをもじって付けた呉田軽穂だという話もおそらく、若い人には、今やまるで記憶の片隅にも置けないお話となってしまったようだ。



 (もっともその話を若い人に話していた友人が「加山雄三の場合は團伊玖磨山田耕筰をもじった弾厚作という名を付けていたんだよ。」という例を得意げに話していたが、余計古い話だったので思わず、また苦笑)


 。。ということで、思い出したように突然、現在20歳前後の方に贈りたい、ユーミンが若干22歳の頃の名盤をご紹介。


そういえば「22歳の別れ」という曲もあったなあ。まあそれは次回のお話ということで。




●「14番目の月/荒井由実」


 「郊外の風を贈ります」というのが、このアルバムが発売された時のキャッチコピー。ジャケットもいかにもプレゼントのようにラッピングされた商品なので「クリスマス」や「お正月」の御両親へのプレゼントにもなりますよ。(もちろん御両親がこのアルバムを持っていないのを確認する方が先ですが)


14番目の月/荒井由実
¥2,180
Amazon.co.jp

荒井由実
14番目の月

曲目

①さざ波
②14番目の月
③さみしさのゆくえ
④朝陽の中で微笑んで
⑤中央フリーウェイ
⑥何もなかったように
⑦天気雨
⑧避暑地の出来事
⑨グッド・ラック・アンド・グッド・バイ

⑩晩夏(ひとりの季節)


●人気のアルバムなのでご存知の方には勿論不要だが、どんな曲が入っているかざっと振り返ってみます。後は聴いてみてのお楽しみ。

①は軽快ないかにもアルバムトップにふさわしい曲。中間部に転調部分を挟みいれる構成は当時あまりなかった斬新なもの。また山下達郎、大貫妙子、尾崎亜美などビック・ミュージシャンが「あ~う~」コーラスを聞かせている。しかも勿論演奏はティン・パン・アレイ細野晴臣、鈴木茂、林立夫、&松任谷正隆

④⑤はハイファイセットなど、いずれもかなりのミュージシャンがカバーしている名曲。特に⑤は歌詞中に出てくるビール工場をわざわざ見に中央高速に出かけた友達がいたほど、ファンの多い曲。(ここまでがレコードA面)

 後半はキャロル・キングのようなピアノ・プレイの⑥、さみしい中にも味わいのある⑨、そしてファンの多い隠れた名曲⑩で終わる。この曲は’76年(もう31年以上前か!)のNHKの銀河テレビ小説「夏の故郷」(確か竹下景子が出ていた)の主題歌として使われた懐かしい曲。平原綾香もカバーしていましたね。


その他荒井由実時代のアルバムである、

「ひこうき雲」

「ミスリム」

「コバルト・アワー」

「ユーミン・ブランド」

そしてこの

「14番目の月」


この5枚は、当時の学生達は皆聞いていたような気がする。全部お勧めアルバム!。