昨日は、マーシャが毎週出掛けている大好きな場所の、毎年恒例の新年会ランチであった。
聞こえない友人たちのために通訳しながら、食べたり飲んだり、大忙し。
けれど、第2の我が家のような場所だから、気のおけない第2の家族たちと
過ごすひとときは、マーシャにとって安息となる。
今年の出し物は、プロのテノールオペラ歌手の歌。
「荒城の月」は、日本語だけど、歌詞が難しくて通訳に往生した。
仕方がないから、言葉やメロディから来るイメージで、勝手にドラマを
創作してしまった。いかんいかん。前に、少しだけ通訳の勉強をしていたころ、
勝手な意訳はタブーと教わったのに…。ま、いっか。マーシャはプロじゃないんだし、
ボランティアみたいなもんだから、雰囲気だけ伝えられれば御の字だ。
「千の風になって」に至っては、一番を正調で、二番ワルツ、三番タンゴと、編曲して
歌うもんだから、マーシャは、お酒も回っていたのも手伝って、なんと、ステップ踏んで踊りながら
通訳してしまった。肝心のゲストよりも、ぴょこぴょこ踊る通訳に会衆の視線が
集まってしまい、ノリノリ!手話を知らない人達までが、両手を上げて、
「千のかぁ~ぜぇ~にぃ~」のくだりをマーシャに合わせて踊り出してしまい、
なんのライヴ会場だよ?!な空気に…。
マーシャとしては、聞こえない人達に、音楽のニュアンスを伝えるためにやったことだったんだけど、
ちょいと度が過ぎた(((・・;)テノールさん、ごめんなさい!
通訳は、あくまで"黒子"的存在に徹すべしと教育を受けていたにもかかわらず、
あなたの脇で、クネクネぴょこぴょこしてしまい、あなたのステージなのに、
マーシャのパフォーマンスステージになってしまいました。
ライヴが終わったら、あなたに謝りに行こうと思っていたのですが、お客様たちに
囲まれて、「よかったわよ~!あなたの踊り。歌手なんかより、よっぽど面白かった!」
などと、ステージ脇で奥様たちが大声で絶賛してくださるものだから、
その場から逃げ出すだけで精一杯だったのです。

…あぁ…
この悲しいサガ…
思えば、前に通っていた通訳養成クラスで、先生に、
「あなた、やりすぎ!もー、通訳者じゃなくて、役者にでもなっちゃいなさい!」
と、ひどく叱られたものだった。
「役者にでも」って…。役者なんだけど、わたし(((^^;)

**********【おはなしDeco Bee】の絵本朗報ライヴ情報**********

『あらしのよるに』朗報ライヴ→2009年5月6日・9日の二日間。いずれも15:00開演→下北沢小劇場「楽園」にて。チケット発売開始日は決定次第掲載します。しばしお待ちください。