コミュニケーション、　ママはいそがしい！

あなたのコミュニケーション力の悩みを瞬時に解決、コミュニケーションコンプレックス解消コンサルタント、渡邉　恵美子(わたなべ　えみこ）です。

夕食の準備、お母さんたちは、とても忙しいです。

料理の下準備に、ガスコンロにはフライパン、火を使うし、いろんなところに神経張り巡らせ、それでも毎日大変忙しいのに。

そこへ、子供さんが、今どうしてもママに聴いてもらいたい話がある。

実は、今日、学校でできなかった「逆上がり」が出来た！

子供さんは、頑張って、頑張って、練習して、ついに　「出来た～！」

子供さんの中には、今　「やった～！」感でいっぱいです。

一番先に、応援してくれたママに知らせたい。学校から、ダッシュで家に帰ってきます。

ママは、夕食の準備中。とても忙しい。

お子さんが言います。「ママ、今日ね。。。。」

そこで、ママが、「ママ、今、忙しいから、あとにして。」って、言ったら。

子供さんの、「やった感」は、シュ～って、膨らんでた風船が、しぼむようになってしまいます。

皆さんも、経験ありませんか、大人になっても思い出す、子供時代の「やったー！」ってこと。

それを、思い出すと、なんか今でも、ガッツポーズしてしまうような。

この思いは、大人になっての大きな糧となるんです。

で、話を戻しますが、ママはお夕飯の準備で忙しい、でも、この機会を逃さない方法があるんです。

それは、「オウム返し」。

ママは、子供さんの言っていることを、繰り返す。　目は、フライパンや、包丁に向けていても良いんです。　

ただ、お子さんに伝える　「ママは今、火を使ってるから、○○ちゃんの方は見れないけど、耳は○○ちゃんの話、聴いてるからね～！」

ママ、「で、学校で何があったの？」

子供さん、　「ママ、逆上がりできた！」

ママ、「逆上がり出来たんだー！やったね！」

子供さん、「何度もやって、最後にくるって、回れたよ！」

ママ、「くるって回れたんだー！すごいね！」

こうやって、子供さんの話を「オウム返し」するんです。言ったものをそのまんま。　余裕があったら、やったねー！とか、付け足してあげる。

でも、集中して聴けてはいません。だって、ママはその時、やることたくさん。

そのフォローは、ご飯を一緒に食べるときとかに、「今日、○○ちゃん逆上がりできたんだよね。もっと、ママその話、もっと聴きたいなぁ。」と、子供さんに頼んでみる。子供さんは、感動の一瞬でしたでしょうから、また、話をしてくれるでしょう。　何度も、人に伝えるとは、子供さん自身の、自分の達成感を自分自身に、刷り込む事にもなります。　つまり、大事な宝物を大人になっても、蓋を開ければ、取り出せることです。

忙しくても、「オウム返し」、試してみてはいかがでしょうか。