スキル学習では、実践より基本のほうが大事なことが多い | 肉球ぷにぷに

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何かの技能を身につけようと思ったら、
実戦が一番という人がいる。

だが、実戦が一番とは限らない。

むしろ、最初に学ぶべきことは、

『基本』

であることのほうが多い。

例えば、テニスの練習をする時。
実戦の中で学ぼうと思えば、相手にボールを打ってもらい、
自分はそれを打ち返してラリーする。

だが、これを初心者にやらせても
ラリーが成立することはない。

実際に飛んで来るボールは、

高かったり、低かったり、

早かったり、遅かったり

回転がかかっていたり、無回転だったり、

毎回違う打球となって飛んで来る。

だから、打ち返すには、
飛んできたボールにスイングを合わせなきゃいけない。

だけど、スイングの基本が出来てないのに、

打球に合わせて右往左往していても、
良い打球を返すことは出来ない。

最初は、ラケットをどうやって持つのか、
どの部分でボールに当てるのか、といった

基本知識や、考え方を学ぶ。

そして、手出しといって
練習相手に手でボールを一定の高さ、早さで投げてもらう。

こうやって同じ軌道のボールに対して
基本のスイングができるよう繰り返し練習する。

そして、基本のスイングが出来た上で、
高いたまにはどうやって対応するのか、
早いたまにはどうやって対応するのかを応用していく。

これが、テニスだったら最速で上達する方法。

このことは、他のことについても言える。

「経営の神様」P.Fドラッカーは
その著書「マネジメント」の中で、

マネジメントを行う者に最も必要な
根本的な資質は『真摯さ』だと言った。

世の中にマネジメントについて書かれた本はたくさんあるが、
必ず、出てくるドラッカーのマネジメント。

その本質は、マネジメントの方法論、管理手法とは
全く対極の話ばかりである。

一番重要だという『真摯さ』も
マネジャーに必要というよりも、
職種、役割に関わらず、人間誰しもが持つべき資質だ。

人は誰しも、手っ取り早い効果を望む。

困った状況で助けを求めているならば、なおさらだ。

だが、手っ取り早い手法の話は、
手っ取り早く効果が消える。
永続的に続くことはない。

本質をとらえた基本は、
即効性はないし、とっつきにくい。

だが、身に付ければ、どんな状況でも応用できる
考え方の芯になる。

だから、基本は強い。

最近、お世話になっている方に、
改めてドラッカーを学ぶようアドバイスを貰った。

しかも、まず『もしドラ』を読むように勧められた。

※もしドラ:
 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

そして、いざ読み返してみると、
『マネジメント』も『もしドラ』も自分の理解度の浅さを
改めて思い知ることになった。

マネジメントを読むのは難しい。
しかもサラッと読むと、何の身にもならない。

今回は、もしドラでエッセンスの部分を強く確認してから
マネジメントを読んでいるため、

重要部分のメリハリが頭に入っている状態で読めている、
しかも、何年の前に読んだ時とは、
自分の経験値も違っている。

こうしてマネジメントを読んでみると、
やっとその深さが見えてきたように思う。

改めて、基本は大事だ。

とっつきづらいし、
わかりづらいし、
効果が見えづらいが、

一生の宝だ。


■ 追伸1

本質を無視して、手法に走る方法は本当に辛い。

一生懸命勉強しても、すぐに流行りは終わるし、
勉強したことが積み重なっていかない。

学びが蓄積しないから自分の価値が上がらない。

何事も、学ぶなら本質だと思う。

時間がかかっても、大変でも
ちゃんと自分の価値を蓄積する道を選ばないとだめだ。

もし、あなたが手っ取り早く稼ぐ刹那的な方法に
走っているのなら、相談してくれないだろうか?

自分の価値を向上させて、
レベルアップしていくための方法をお伝えしたいと思う。

1人で抱え込まずに相談して欲しい。


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発行者:マルス
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