人工知能が囲碁の世界最強棋士に勝ち越し | 肉球ぷにぷに

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Google傘下企業が開発した囲碁ソフト「アルファ碁」と
世界最強の呼び声高い韓国人棋士、
李世九段の対決が話題になっている。

勝負は五番勝負。
事前の予想では、李九段の圧勝という見方が大勢だった。

しかし、蓋を開ければまさかの状況。

12日に第3局が終わった段階で、
まさかの李九段が3連敗。負け越しが早々に決まった。

13日に行われた第4局では、李九段が雪辱を果たしたが、
どちらにしろ事前の予想とは大きく違う結果となっている。

囲碁、将棋、チェス。

これらは、言うまでもなく高度な洞察力と、
先を読む力が求められ、

高度な頭脳を求められる競技の代表格だ。

当初は人工知能相手の対戦でも、
圧倒的に人間のほうが強かった。

人工知能が人間に勝つ日なんて来ないんじゃないかと思わせた。

しかし1997年5月
IBMのスーパーコンピューター「ディープブルー」が、
当時チェスの世界王者だったゲイリー・カスパロフと対戦し、

「コンピューターに負けることなどない」と豪語していた
この世界チャンピンを打ち負かした。


将棋でも、2013年にはPonanzaという人工知能が
プロ棋士を破っており、

プロ棋士と人工知能が対戦する電脳戦では、
すでに人工知能が優勢な状況が続いている。

そして、今回の囲碁。

頭脳ゲームで、人間は人工知能に敵わない時代が来たといっても
いいのではないだろうか。

人工知能の発達は本当に目覚ましい。

チェスの世界チャンピオンが、人工知能に負けた時、

チェスと比べて、とった駒を自分の駒として指すことができる将棋では
演算対象のバリエーションが遥かに多いため、

人工知能が人間に勝つのは不可能と言われていた。

だが、不可能ではなかった。

急激な進化を遂げた人工知能が、

「人間に勝てるわけがない」と言われた数々の分野で、
予想をひっくり返しているのだ。


人工知能はまだまだこれから発達していく分野。

どう考えても、これから私達の身の回りには、
人工知能が増えていく。

そして、現実的に考えれば、
もう、人工知能が、「いい」とか「わるい」とか
言っている場合じゃない。

これから確実に普及していくんだから使いこなすしか無いんだ。

パソコンが普及し始めた時、
「俺は使いたくない、嫌いだ」と言っている人がたくさんいた。

だが、今の状況を考えれば、
それは愚かだったと言わざるをえない。

人工知能も同じ。

拒絶している場合じゃない!!

どう上手に付き合っていくか、
どううまく使いこなすかを考えなくちゃいけない。

逆に、

「これに人工知能を組み合わせたらもっと便利になるんじゃないか?」

「こうやって使ったら、新しい仕組みができるんじゃないか?」

と、前向きに考えられる人間にはチャンスだ。

まだまだ遅くはない。

変化に柔軟に対応する思考を身につけて、
これからくるビッグウェーブをチャンスに変えよう!!


■ 追伸

人工知能との対戦で、すでに劣勢な将棋会。

憎き敵ととらえているかとおもいきや、

良き練習相手となっているそうだ。

プロ棋士ともなれば、強すぎていい練習相手を探すのは困難。
だから、強い練習相手のニーズは常にある。

人工知能は、破るべき対戦相手であると同時に、
腕を磨くのに欠かせない、良きパートナーともなったのだ。




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発行者:マルス
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