本質は時代に負けず生き残る | 肉球ぷにぷに

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「ハッ」としたり「ニヤリ」とした情報をお届け

時流にあった流行りについての情報と
昔から変わらない本質に関する情報。

どちらの方がいいとか、
そういう優劣を付けるものではありません。
どちらも必要です。

ですが、長期視点に立った時に
どちらが自分を成長させてくれるかというと、
話は違ってきます。

圧倒的に、役立つのは
昔から変わらない「本質」です。

人間の脳みそは、
これだけ技術が発展しても、作ることが出来ず、
スーパーコンピュータを大幅に上回る性能があります。

ですが、人間の考えることは、
そこまで変化していません。

だから、源氏物語のような古典でも、
男が女を好きになり、もつれれば嫉妬し、
というストーリーが、現代人にも理解できます。

もしこれが、科学技術のように
時代とともに発展していたら、
昔の物語は現代人には全く理解できないものになっているはずなのです。


古くから伝わる情報として、
ことわざや慣用句というのがあります。

これも非常に面白いです。

人間の、成功/失敗に関することわざはいくつかありますが、

「3度目の正直」ということわざがありますよね?

一方で、
「2度あることは3度ある」ということわざもあります。

「どっちが正しいんだよ!?完全に矛盾してるじゃないか!」と
ずっと思っていましたが、

見方を変えると、
昔から失敗、成功に関して
人は「3回目」にスポットを当てていたということがわかります。

ことわざは、明確な起源がわかっていないケースが多く、
由来は諸説ありますが、

1回、2回と失敗経験を積むことで
3回目の成功率は高くなるとか、

「2度あることは3度ある」のように、
人は同じことを繰り返すというニュアンスで、

2回やれば、3回目もやる、そしてずっと繰り返してしまうという
ネガティブな意味を含んだ繰り返し要素もあります。

言っていることは、逆だったりしますが、
いずれも3回であり、4回でも、5回でもありません。


変わることが出来ず失敗を繰り返してしまう人と、
1回目、2回目の失敗を糧に3回目で成功する人との

変化の節目が3回目にあるということです。

ことわざは、
自分が教養として知ったものしか把握できませんが、
本当はもとずっとたくさんあったのに、

ほとんどがいつの間にか時代の流れで消えていって、
淘汰されなかったものだけが、今もことわざとして学ばれています。

つまり、残っているものは、
長い間、時代の流れに消えること無く残ってきた本質なのです。


今、流行っているベストセラー本の多くは、
10年後には話題に上らなくなっています。

20年後には、記憶からも消えていきます。

だから、20年前に出された本が、
今も読まれているなら、
それは時代の流れに負けずに生き残った本質だということなのです。

正直なところ、20年前の情報は、
読みづらかったりします。

現在進行形で流行っている文章の方が、
現代人には読みやすいし、興味を引く工夫も多いです。

ですが、自分の価値を高める情報は、
時代に負けなかった、
古い情報の中にあるのではないでしょうか?

そう考えると、本選び含め
触れる情報の選択肢が変わってきます。

人生は選択の連続です。

そうやって触れるものを選択することが、
自分の価値を高めるチャンスを増やすのです。