確か先月半ばくらいの体験だったと思います。
その半月ほど前に、あるミュージシャンのCDをもらったのをきっかけに、よく聴くようになりました。
その人の表現、歌詞などが、なんだか気になったこともあり、PC作業中にはずっとその人(仮にAさんとします)のコンサート動画などをネットで見つけては聴きながら、そして料理中はステレオでCDかけながら、2週間くらい完全に“漬け”状態だったと思います。
そんなある日、シャワーを浴びていたときに、そのミュージシャンのAさん(仮)のゴシップ報道の話が頭に浮かんできて。
特に、整形の話とかが、私の中でなんだか納得がいかなかったんです。
愛を歌う人が、なぜ、自分のありのままの容姿を愛せないのかと。
それはAさんが心を病んでいたからなんだろうか…?と私は思っていて、そして「なんであんな顔にわざわざ整形なんかしたの?」などと考えを巡らせ始めたとき。
不意に、私の左側からAさんが登場。(笑)
イメージで見ているので、半透明で、バスルームの景色と重なった状態で、上半身だけ見えました。
そして彼は、「僕がそれを美しいと思ったから、そうしたんだよ。(^^)」と…、愛のエネルギーを放ちながら私にそう言いました。
その時、私の胸の辺りに内側から温かいエネルギーが溢れだし、「あぁ、あぁ、そうだよね、病んでたからなんて勝手に憶測しちゃったけど、価値観なんて人それぞれなんだし、それを私の価値観で裁く権利などないよね。」と、瞬間的に体感で理解しました。
彼はとても人気のある人でしたから、メディアなどに叩かれてもいましたが、それが本当かどうか(事実かどうか)よりも、彼とて一人の人間であったこと、彼とて弱い一面もあったであろうこと、それらぜんぶひっくるめて見て、一人の人としてのAさんを(私が)尊重したいかどうかなんだなぁと…。
大事なことに気付かせてくれたAさんに感謝します。
相手を尊重するという話では、こういうことはごく当たり前の内容だとは思いますが、私はこの体験でまた一つ、目からウロコが落ちました。
聞いたり読んだり考えついたりする(思考の領域)のと、自分が感じる(感覚で受け取る)のとでは、理解の仕方が違うことを感じました。
全力で生きた人の人生からは、大事なことを知ることができますね。(^^)
もう亡くなられており、仮に生きておられても私が直接お話できるような方ではないですが、彼の残したものとそのエッセンスに触れることは、誰でもできるのだろうと…思いました。
ただそちらに向けて、心を開きさえすれば。
聞く姿勢でいることこそが、一番大事だと思いました。