何か知ってる店がどんどん閉店していって寂しいなぁ…。
とりあえず買おうかどうか迷っていたものをいくつか買いましたー。
ソラトロボコレクターズエディション(DS)は割とお買い得だった…。
さて、今日はプリントゴッコで作った2013年の年賀状をご紹介。
プリントゴッコは1977年に理想科学工業から発売された家庭用小型印刷器具で、
本体は2008年6月末、消耗品は2012年12月で販売終了となっています。
昔はみんなプリントゴッコで年賀状を作っていたんですが、最近はトンとみかけないですね。
というわけで世の中の流れに逆らって、2007年からプリントゴッコで年賀状をつくっとります。
今回は写真が多いので、全部サムネイルで載せてありますー。
クリックで大きくなるので、気になった画像はクリックしてみてくだされ(´∀`)

プリントゴッコ本体とその他消耗品。
ハイメッシュマスターとランプ、そしてインクは1回限りの消耗品なので、
割とお金がかかります…。
ちなみに1回の製版で
・電球2個 420円
・ハイメッシュマスター1枚 370円
・インク代(1本使ったとして) 315円
計1,100円程度。
今回は3版刷りなので3,300円くらいですかね。

異常にストックがあるインク…。
夏にジムランドという文房具屋さんに行ったときに半額で売っていたので、
思わず買っちゃったんですよw
売れ残りなのでマニアックな色ばかりだよ!
そして実は普通の青色がないんだ…(理想シアンは塗料が分離して使えない)

下書きをPCに取り込み清書。
今年はヘビ年ということでこんな絵柄にしてみました。
アレですよ、やっぱりヘビと言ったらレッドスネークカモンですよ!
といっても実際にあのネタを見たことはないんですけどねw

プリントゴッコ専用ハガキ紙に絵を薄く印刷し、色を付けたい部分を塗りつぶしていきます。
塗りつぶす場所がずれると、重ねたときに悲惨なことになるのが注意が必要です。
広いベタ面が最初、輪郭線が最後というのが基本ですね。
この絵柄だと4版で色分けしたほうがいいんですが、消耗品の都合でむりやり3版にしました。

1版目の絵とハイメッシュマスターをプリントゴッコ本体にセット。

これにランプセット済みのランプハウスを取り付けて、PG-11と書かれたあたりに
両手を添え、思いっきり下に押すとランプがピカッと光ります!
すっごい強いフラッシュ並みに発光しますヨー!
ここでプリントゴッコ原理を簡単に説明。
ランプの光を原稿の黒い部分が吸収し発熱します。
その熱によって原稿の上にセットされたハイメッシュマスターが溶けて、
黒い部分のみに微細な穴があきます。
そのマスターの穴の上にインクを乗せることで、インクが穴から押し出され、
印刷することが可能となります。

穴があいたハイメッシュマスターにインクをもりもりのっけていきます。
フフフ…インクだけはいっぱいあるから好きなだけ使えるよ…。

はい!これが1版目になります。メタリックカラーがイイ感じ!

次は2版目。
これはプリントゴッコでピカッとやった直後。
黒い部分に穴が開いているので、そこにインクをのっけていくのですよ。
(写真を撮ったり撮ってなかったりするので、説明が前後してすんません)
灰色のスポンジみたいなのはインクブロッキングといって、色が混ざるのを防ぐ土手です。
これをしていてもいつのまにか色は混ざりますが、しないよりマシですよー。

インクをのせるとこんな感じ。
太陽の色を赤くしようと思っていましたが、黄色がいいと言われたので黄色になりました。

2版目のハイメッシュマスターを本体にセットし、1版目のイラストと合体させます!

んでこれが1版+2版ですー。
おお、割とうまくいったなぁ(´∀`)

インクが乾かない…。ストーブとドライヤーでガーッと乾かすと今度はハガキが丸まるし、
そうなるとハガキの位置がずれやすくなるしでイライラ。
自分は枚数が少ないから良いけど、100枚単位で作る人は大変だ。

はい、最後の3版目!
この輪郭線が重要なのですよ。
インクがもったいないなーと思いつつもりもりのせていきます。

はいガッシャンコ!
これでプリントゴッコ部分は完成じゃあああヘ(゚∀゚*)ノ
すごく手間がかかっているのに、プリントゴッコを知らない人には
そんなに手間がかかっていないようにみえる不思議!
いいんだ、自己満足の世界だから!

あとはプリントゴッコでやるのが難しい肌の部分や細かいパーツを手塗りしていきます。
やっぱり肌色が入ると人間らしくなりますねー。

というわけでプリントゴッコで作った年賀状でした!