昨日「世界の絵本展」を近くの商工会でやっていたので、家族で行って来ました。
私は職業柄、絵本を読む機会が多いので、良い絵本があると買いためています。
長女は、子どもの頃から本が好きで、今も図書館で働いているほど。
次女は、絵が好きなので、大学で絵の勉強をしています。
それぞれが、興味を持って部屋に入りました。
でも、そこには、50冊しかなく、なんとなく「しょぼい?」感じでした。
始めに手に取った絵本は、スペインの本で、必ず最後に 「でも」なんです。
「少年は、どんぐりの種を蒔きました。でも・・・・」
外国の本なので、全く読めないけど、スタッフの方達が丁寧に解説をして下さいました。
それが、きれいな声でなめらかで、どなたも感情がこもっています。
どんくりをまき続けるけど、いろんな動物に食べられたり、子ども達に折られたりしながら、やっと木になります。
普通は、話はそこで終わります。
が。。。。もういちどお話は最初から繰り返され、動物に食べられたり、折られます。
でも、もう大丈夫。
どんくりの種がいっぱいだから。
公園中に木が育っていました。
最後は、おじいちゃんになったけれど、木はいっぱい。
娘は感動して泣きそうと話していました。
世界のよりすぐりの本を集めた50册をまとめて販売しているそうですが、どの本も絵がすばらしく、私は、絵本は、お話に、簡単な挿絵がついているくらいしか思っていませんでしたが、時間をかけてゆっくりと丹精こめた絵本達がそこにありました。
絵の中に葉脈を貼付けたもの。
実は・・・
隠れたところに何かがある。
そこにある絵本は、どれもが子ども達の想像力を創るものだと思いました。
目の見えない子どもが、赤はいちごの甘ずっぱさと血の痛さと表現します。
ラミネートで作成した、真っ黒の絵本、その中にはいろんな色が描かれているのです。
とてもきれいな絵本。
知らなければ、わからない。
知ると得をした気分になるけれど、
聞いてしまえば、残念な気もする。
絵本の素晴らしさを始めて知りました。
ぜひ、娘達さん達にもと、勧めて頂きましたが、高額なので、あきらめました。
最近の子ども達は絵本を読まないと言われていました。
キャラクターものを好み、
大人も楽しめる絵本に出会うことが少ないのかもしれません。
読んでやるのではなく、一緒に楽しむ気持ちが大切なのでしょう。
先日、カーネーションの番組で、
辛く、苦しい状態になった時に、「笑う」ことは奇跡だと言いました。
病気になったら、死ぬことばかりを考えて、本当に先が真っ暗になります。
その本人が、笑うことで奇跡をおこす。
とても難しいことでしょう?
さて、自分はどうでしょうか?
わからないですね。
このふたつのこと
忘れないでおこうと思います。