皆さん、今晩は!(/・ω・)/

 

 初めに「【防犯一口メモ】」についてお読みください。

 

 『SNSで知り合った相手から投資を勧められ、投資資金として振り込んだ現金をだまし

 

取られる投資詐欺の被害が相次いで発生しています。これは、投資アプリ上では多額の

 

利益が出ているように見せかけて増資を募り、多額の現金を入金させたり、出金手数料

 

などの名目でお金をだまし取る手口です。「必ず儲かる」のキーワードには十分注意し、

 

詐欺を疑いましょう。

                                安心安全課 0270-27-2706 』

 

 

 

 さて、名作アニメ『アルプスの少女ハイジ』の放送から今年で50年。その名場面といえば、

 

車いすに乗ったままだったクララが、自分の足で立つシーン(第50話「立ってごらん」)が目に

 

浮かびます。

 

 

 スイスの女性作家、ヨハンナ・シュピリ。この作品の原作者です。執筆は1880年、52歳の

 

時でした。彼女が愛読していた、ゲーテの作品にちなんだ『ハイジの修行時代と遍歴時代』と

 

いう題名で発表。翌年に続編『ハイジは習ったことを使うことができる』を出版します。

 

 

 ヨハンナの父親は、外科医で精神科医。家は、病院も兼ねていました。ドイツ文学者の松永

 

美穂さんは、自ら翻訳した原作(角川文庫)のあとがきで、こう述べています。

 

 

 「(物語には)足の悪いクララや、目の見えないペーターのおばあさん、環境が変わって夢遊

 

病になってしまうハイジなど、体や心になんらかの疾患を抱えた人々の様子が描かれていま

 

すが、それはヨハンナが幼い頃から、病気の人たちを身近に見ていた経験とも関係があるで

 

しょう」と。

 

 

 おじいさんとハイジに支えられ、アルム(高山の牧草地)で過ごしたクララ。最後は歩けるま

 

でに回復します。豊かな自然と真心の励まし。それは、ヨハンナにとって、幸せをもたらすもの

 

だったのでしょう。