皆さん、今晩は!(/・ω・)/

 

 

 よく公明新聞に載るモノクロ写真があります。1960年代、小学校の教室で児童が一列に

 

並び、女性教師から教科書を受け取る場面です。公明党が誇る、実績の一つ「教科書無償

 

配布」を紹介する写真です。真新しい教科書を両手で受け取る、児童の瞳が輝いて見えま

 

す。

 

 

 教科書のルーツは、ちょうど150年前の1872年にさかのぼります。明治初期の同年、近

 

代的な学校制度を定めた、教育法令「学制」が公布。「邑に不学の戸なく、家に不学の人なか

 

らしめん事を期す」と、理想を掲げました。以来、全国各地に学校が設けられ、教科書が普及

 

します。

 

 

 長い教科書の歴史に今、転機が。パソコンやタブレット端末で使う、デジタル教科書の段階

 

的導入が、2024年度から本格化します。文部科学省は、小学5年~中学3年の英語で先行

 

導入し、25年度には算数・数学でも導入する方針です。

 

 

 紙の教科書にない利点はあります。音声や動画を活用でき、文字の拡大も自在。しかし、

 

記憶の定着や思考力を育む効果は、紙の教科書が勝るという分析があるようです。視力低

 

下も懸念されます。

 

 

 当面は、デジタルと紙を併用すると言います。教育は、国家百年の計。子どもたちの瞳がも

 

っと輝くように、両方のメリットを効果的に組み合わせ、最適な学びにつなげたいものです。