みなさん、今晩は!ヽ(^。^)ノ
平安末期から鎌倉時代が舞台のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。平家を滅ぼすや、将
軍・源頼朝は、功ある弟・義経を討ちます。武家と武家、朝廷が絡む覇権争い。互いの不信
感と猜疑心から、どれほどの貴い命が奪われたかを垣間見ます。
戦乱と災禍が相次ぐ当時を、鴨長明が随筆『方丈記』につづり、今年で810年に。それは
京都の人里離れた、間取り一丈(約3メートル)四方の簡素な「方丈庵」に住まっての著述で
した。
公明新聞社の記者曰く『先月、物書きの先輩から暑中の便りが届き、以前いただいた先
輩の手による小説『方丈庵異聞』を手に取りました。農民の出だが奇縁により公卿に仕える
身となった男として描かれる京重が、長明の鎌倉への将軍拝謁にお伴する。そこで友誼を結
んだ2人の交流は続く。
ある晴れた日、京重が方丈庵へ。死期も近く衰えた長明が、信頼する友の来訪に感謝の気
持ちを新たにしながら、「元気にしておりますぞ。(中略)さあ、さあ、内へどうぞ中へ」と喜色満
面に迎えるシーンが心に残ります。』と。
いま、不信感と猜疑心が渦巻くウクライナの戦乱が眼前にあり、コロナ感染の再拡大にも心
がふさぎます。こんな夏だからこそ、友との信頼を深め、身近な平和への歩みをと、暑中見舞
いを出せなかった方へ残暑見舞いを出されてはいかがでしょうか。