皆さん、今晩は!\( ˆoˆ )/

 今、伊勢崎に帰る新幹線の車内で、書き込みをしています。

 本日も昨日同様「第14回全国市議会議長会研究フォーラム」2日目に参加しました。今日も昨日に続き、「議会活性化のための船中八策」について課題討議が行われました。


 コーディネーターは、昨日に続き、朝日新聞論説委員の坪井ゆづる氏で、事例報告者は、上越市議会議員の滝沢一成氏・鎌倉市議会議長の久坂くにえ氏・周南市議会議長の小林雄二氏の皆さんでした。


 まず、上越市議会の事例報告は、市議を目指しやすい環境整備への提言について報告がありました。
 1.市議を目指しやすい環境整備検討会の設置
 2.目的:「市議を目指すことを阻害する」現状の要因などを把握し、その改革案を策定すること。
 3.検討:ステップ1(こころの問題解決)
    ステップ2(物理的問題解決)
 4.ホワイトボード・ミーティング
 5.提言書:諮問から1年後、議長に提出
  「議員を目指しやすい環境整備」への
   5つの大項目と
   19の小項目で構成する提言を答申
 6.答申後、前進したか
 (1)議員定数及び報酬等の在り方検討委員会
 (2)議会改革推進会議
   ①意見交換会の見直し
   ②議会モニター制度
 7.まとめ
  見える議会・魅せる議会は、
  ・住民協働力
  ・立法力
  ・行政との対峙力
  ・情報収集発信力
  の揃った議会
 結論:議会改革推進こそ、議員を目指す人々を獲得する最大の力


 次に、鎌倉市議会では、女性議員の現状の視点から報告がありました。
 ○顕在化した課題
 ・会議規則
   出産が欠席事由として規定されていない
   期間の明記もない
 ・会議の運営
   多様なバックグラウンドを抱える議員への配慮はない
   行政職員への影響

 ○現在の潮流
 ・女性活躍推進法施行
   豊かで活力ある社会の実現
 ・政治分野における男女共同参画推進法の施行
   家庭生活との円滑かつ継続的な両立

 ○環境整備にむけて
 1.出産に伴う議会の欠席に関する規定について
  取得期間及び運用についての考え方を明示
 2.子の看護休暇に関する規定の整備
 3.配偶者出産休暇の取得
 4.IPU(ジェンダーに配慮した議会のための行動計画)に則った、議会における仕事と家庭の両立支援のためのインフラ及び議会文化の整備又は改善


 次に、周南市議会の事例報告では、議会改革の歩みとして、議会解散の経験の教訓から、平成16年7月より積極的に取り組んでいます。
(1)議会改革特別委員会の設置
(2)政治倫理条例制定特別委員会の設置・政治倫理条例の制定
(3)議長立候補制の導入
(4)市議会ホームページ、議会だよりのリニューアル
(5)委員会懇談会(ミニコン)制度の創設、開催
(6)議員研修会を開催
(7)携帯サイトをオープン
(8)会議録検索システムの導入
(9)ケーブルテレビでの委員会放映をスタート
(10)委員の差しかえを可能とした予算の審査をスタート
(11)議員定数条例の制定、議員定数の見直し
(12)議場リニューアル
(13)旅費条例の見直し
(14)議長交際費のホームページ公開
(15)政務調査費使途基準運用指針の策定
(16)議案のホームページ公開
(17)議会だより編集委員会を常任委員会として設置
(18)決算審査における議会が行う行政評価の取り組みをスタート
(19)本会議等のインターネット中継をスタート
(20)会派質問制の導入
(21)こども議会を開催
(22)政治倫理条例の一部を改正
(23)議会だよりの点訳、音訳を開始
(24)委員会提出議案として地域医療を守る条例を制定(議会提案による政策条例)
(25)政治倫理条例の全部改正
(26)本会議・委員会の傍聴者名簿の廃止
(27)議会大規模災害対応要綱の策定
(28)政務活動費収支報告等(報告書、領収書)を全てホームページで公開
(29)スマートフォンやタブレット端末でのインターネット中継をスタート
(30)当初予算説明のための議会全員協議会を開催

 さらに、行政監視機能の充実については、
(1)所管事務調査の積極的な活用
(2)所管事務調査による「指定管理者制度に関する調査」の実施
(3)その他(「100条委員会」の開催)


 以上のような内容等で、各市議会の報告がありました。大変、参考になる内容だと思います。本市でも、議会改革特別委員会が設置され、これから議論されますが、多いに参考にしていきたいと思います。