アラスカ大学に行きます!

 

 

はじめまして。

橋田真澄です。

私は今まで本音を表現するのが苦手でした。

どちらかというと見せないように生きてきました。

その方がかっこいい気がしていたのと、自分の素顔が恥ずかしい気持ちがあったからです。

でも最近ある人が

「自分の内側と外側が一致した生き方をするといいよ。」

「世界はあなたが思ってるよりずっと優しい」

と語っていて、世界を信頼して素直な生き方をしようと思ったのです。

そのはじめの一歩としてブログを選びました。

話すのはまだ躊躇いがあるのと、文章を書くのが私は好きだからです。

ブログを書こうと思ったら、書いてみたいことがあれことが溢れてきました。

ひとつづつ、丁寧に文章にできたらいいなと思っています。

読んでもらえたら、とてもうれしいです。

 

アラスカ大学に行こう!

これが目下の目標です。

昨日、決めました。

北海道大学大学院の修士課程にいた頃、野生動物の研究に憧れてアラスカ大学への進学を考えていたことがあります。

その時は英語力が不足していたのと、たまたま川湯エコミュージアムセンターの求人の話が舞い込んでそっちに惹かれて行ったので、そのままアラスカ大学は遠のき今へ至っていました。

大好きな星野道夫さんの本は時々開いて読んでいます。

その度にアラスカの大地と極北の原野での暮らしに心揺さぶられます。

 

今の暮らしにも満足しています。

幸せだな〜としみじみ思います。

でも、一度切りの人生、あれをしておけばよかったな〜と死ぬ前に悔やむことがあるとすれば、アラスカで暮らしてみたかったな〜という思いかもと気づいたのです。

 

私が今ハッシー(夫)と営んでいるガイド会社は「Nanook」ナヌークと言います。

星野道夫さんの写真集 [ARCTIC ODYSSEY]の表紙のシロクマの写真に一目惚れしたハッシーが屋号にしました。

アラスカのイヌイットの人達はシロクマ=氷の王者をナヌークと呼ぶそうです。

星野道夫さんの写真をトレースしたシロクマがNanookのロゴマークになっています。

許可を頂こうと星野道夫写真事務所へ手紙を送ったところ、奥様の星野直子さんより「いいですよ」とうれしいお電話を頂きました。

直子さん、その節は大変ありがとうございました。

直接お話しできてとてもうれしかったです。

お話しした内容は忘れてしまったのですが、やわらかい声のトーンが心に残っています。

もしかしたらハッシーが電話に出て、私は直接話していないのかもしれないけれど、「いいですよ」と言って下さったような記憶がずっと心の中にあるので、これからも大切にしたいです。

 

さて、そんな思い入れの強いアラスカ、いつか旅行で行けたらいいなくらいに思っていたアラスカ、それがどうしてアラスカ大学に入学しよう!という目標に変わったかということを今日は書いてみたいと思います。

 

ハッシーと出会う前、私は野生動物教育研究室WELという活動をしていました。

学生の頃学んでいた野生動物の研究成果を一般の人達、子ども達へわかりやすく伝える機会を作りたいな〜と思ったのです。

動物教室を開いたり、クマやシカの生態や付き合い方を学ぶ教材を作ったりしていました。

 

ハッシーは私と出会う前からカヌーガイドをしていて、結婚を機に独立し、二人でNanookを立ち上げました。

2005年から17年間、二人でNanookを営みながら3人の子どもを育てて来ました。

野生動物研究室WELの活動はそのままほぼ休止状態でした。

Nanookの仕事に精一杯楽しく全力で打ち込んできて、たくさんの方が体験に来てくださり、おかげで好きなことをやりながら家族仲良く暮らせています。

でも本当はNanookはハッシーのやりたいことを実現しているのであって、私のやりたいことではなかったのです。

ハッシー一人ではできないので、私がサポートし、役に立っていることが私の喜びであり、ハッシーが実現している世界を一緒に楽しませてもらっていたのです。

そのため、私はハッシーから感謝されないと「やってあげてるのに」みたいな気持ちが湧き起こり、時々言い合いをすることもありました。

 

もちろんNanookの仕事は大好きですし、喜びであり、私の能力を活かせている役に立っている実感もあります。

でも、純粋な私が自分のやりたいこと、できることを仕事にするとしたら、、、とちょっとずれがあったのですが、ずっとNanookに夢中で気づきませんでした。

一昨日、ハッシーとのちょっとした口喧嘩の後、ハッシーから「後2年か3年したらカヌーの仕事は俺一人でするから、真澄ちゃんは自分で何かやってみたら?」と提案されました。

そしたら、ふっと解放されて、自分のやりたいことやっていいんだ!みたいな気持ちが湧き出して、すっとその提案を受け入れようと思いました。

その時はまだ何をやりたいかは具体的には思い浮かびませんでした。

そして昨日、星野道夫さんの本を読んでいて、その感想をハッシーに熱く語っていたら、ハッシーに「アラスカ大学に行ったら?」勧められて、「それだ!」と目が覚めました。

「アラスカ大学に行こう!」と思いました。

今までもいろんな出来事がアラスカへ私を誘ってくれていましたが、私は何と無く素通りしてして来てしまっていました。

でも「今こそその時だ」と、今回は気を止めました。

ハッシーは普段はそんなに鋭いことを言うタイプではないのですが、ここぞという時には意外な本質に迫るとこを付いていて、流れがぐっといい方へ変わるということが度々あります。

さすが、川の流れをいつも読んでいる川のガイドです。

 

アラスカ大学に行こう!

行った後どうする?お金大丈夫?とかブレーキをかける心の声も聞こえてくるのですが、いいんです。

宣言すると実現する!と自己啓発の世界ではよく言われているらしいので、宣言してみました。

アラスカ大学へ行きます!

 

みなさんはどんな夢がありますか?

一緒に実現させていきましょう!

 

またブログでお会いしましょう。

読んで下さってありがとうございました。