釧路川源流 美留和橋より下流

 

こんばんは。

今日は朝から日本対スウェーデン戦で盛り上がりましたね。

 

本日は午後から、川の下見に出かけました。

釧路川は屈斜路湖から流れ出します。流れ出しにあるのが、眺湖橋。

そこから2.5km下流に美登里橋があります。更に6.5キロほど下流に美留和橋があります。

源流でやっているカヌーツアーの多くは、だいたい美登里橋、または美留和橋まで行くコースが多いです。

 

ナヌークの釧路川源流半日カヌーツアーでは、美登里橋まで下ります。過去にナヌークで源流を下った経験がある方は、半日でもその先まで行くこともあります。

1日ツアーでは、初心者の方は、午前中屈斜路湖でじっくりと練習をします。そして午後から川へ。美登里橋まで下ることが多いです。

経験者の方でしたら、午前中に美登里橋まで下り、午後からその先まで行くことも。

その先とは美留和橋、またはその中間です。時間内に美留和橋まで行ければいいのですが、時間的に厳しかったり、途中で沈してしまったり、技術的にその先が厳しい場合は途中で上陸します。どこでも上陸できる訳ではないので、上陸しやすく、そこからカヌーを運んで車まで運べるルートがあり、車を駐車できる場所も確保できることが条件となります。

そんな場所をいくつか見つけてあります。ナヌーク以外は誰も上陸しないので、道ではなく草をかき分けて車まで行く感じです。たまにちょっと草刈りしたり、上がる地点に目印を付けたりしています。

 

来月、キャンプツアーがあるので、美留和橋より先でも上陸できる地点を探しに出かけました。

私有地が多いので、勝手に入っていけないのですが、地主さんにお声かけして歩かせてもらいました。

普段は車で通り過ぎるだけの場所。

歩いてみると、牧草地の先、林が広がり、ちょっと低い湿地があったり、そして釧路川が蛇行しながら流れている。

カヌーで下りながら感じる川の蛇行とまた違って、陸地から歩いて体感する蛇行はダイナミックだ。

ていうか、林の中を川に沿って歩くのって大変。川下りは楽ちんだな〜と。

釧路川に流れ込んでる小さな小川。元を辿ると水の湧き出す泉があり、そばに元開拓農家の跡地があり、防風林に囲まれていた。ここで暮らしていた歴史があるんだな〜。どんな暮らしだっただろう。ここで子ども達も育ったのかな。

川が大きく蛇行するカーブの外側が淵になっていて、案内してくれたおじさんは鮭もいるんだって話していました。

それこそ昔はイトウだっていたんだろうな〜巨大な。

もう失われてしまった自然も多いけれど、まだかろうじて昔の姿を留めている場所も残っている。

 

弟子屈町の作家 更科源蔵さんの小説にも、釧路川のもっと下流 熊牛原野での開拓時代の生活が描かれている。

やっぱり鮭がたくさん遡り、それを食べに熊もやってくるような、その中で土にまみれ自然に抱かれながらの暮らし。

もう少し昔、明治期を佐々木栄松さんが「白いオビラメ」という小説で描いていた。

2メートルくらいの大きなオビラメ(イトウ)が淵にいて、それを釣り上げるのに人の力じゃ引っ張り込まれてしまうので、馬で引き上げた〜そうです。その淵はみどり橋の辺りのようだ。

荒削りだけど、生きることが生きてる証であり、生き甲斐でもある暮らし。

いいことばかりではなく、虫にも刺されるし、川に落ちたり、熊に襲われたり、命がけの毎日だったことだろう。

 

子育てがひと段落して時間にゆとりが出てきた最近の私は、日々生活する以外のゆとりが出てきた。

それは豊かさでもあるのだけれど、怠慢や虚しさもはらんでいることに気づいた。

その隙が不安でもある私は、隙あらば感謝するという行で凌いでいる。

 

この地には文字でも残っていない土器の時代もあっただろう。

狼がいた時代。ナウマンゾウがいた時代。

川原でキャンプする時は、そんな遥かなる時代を思い馳せる時間だ。

自然に還る〜自然とつながる〜命の根源を感じられる大切な時間だと思う。

 

釧路川はそんな時間も体験できる可能性を秘めた貴重な川です。

来月のキャンプツアー、楽しみですね。