絶対音感についての2回目の投稿です。


前回は絶対音感があると人生が豊かになるというお話を書きました。


もしなかったら…

もし絶対音感がなくても生きて行くのには全然困りません。あら、拍子抜けしちゃいましたか?

またピアノを弾くこともできます。

極端な話、楽譜のドレミが読めてリズムをを正しく弾けたら、また指が動かせたら…例え耳が不自由で全然聴こえなくても理論的にはピアノは正しい音に調律された楽器なので弾くことが出来ます。

それならどうして絶対音感をそんなに推しているの?と言いますとやはりメリットがたくさんあるからです。


メリットについて

1、正確な音程が取れること。

 基準になる音がなくてもチューニングの必要な楽器を演奏する場合やピアノ伴奏なしで歌う場合などもすぐ音がが取れます。


2、耳コピが出来ること。

 1とも共通ですけど一度聴いた曲を再現することができます。モーツァルトが幼少期に教会で一度聴いた曲を家に帰ってすぐ再現したというエピソードをご存知の方も多いと思いますが音楽一家に育ったモーツァルトには絶対音感があったのでしょうね。

また聴いた音を楽譜に書く、聴音も得意です。

たとえピアノをいつか辞めても耳にした曲を弾けるのは楽しいし幸せな気持ちになれます。

これが一推しの理由で人生が豊かになると思います。


3、正しい音がわかるという事間違った音はすぐわかるので練習に役立ちます。

音に対する感性が研ぎ澄まされるという状態です。


ではデメリットもありますので書いておきます。


1、移調が苦手。

私も学校の音楽ではト長調はソの音がドと習い大混乱💦ソにしか聞こえないのにドと歌うのが苦痛でした。固定ドという聴こえ方になりやすいため移調楽器を演奏するのも苦手です。

楽譜に書いてある音を弾くと違う音が聴こえるのは気持ち悪く感じます。


2、私にはそれはありませんけどかなり高度な絶対音感の持ち主は生活音もドレミで聞こえ苦痛になるようです。例えばドアを閉める音がファなどと聞こえたらうるさいですよね。


3、ちょっとした音程の違いが気になる。テレビに出ている歌手でもちょっと音程が下がり気味の方とかが気になります。


デメリットもありますけどメリットそれを上回り音楽をやって行く上でとても役に立つ事間違いなしです。


私は生活音などはわからないしたくさん音が重なると聞き取れないという不完全な絶対音感です。

ずっと自分は絶対音感でないと思っていましたがどうやらレベルは低いけどこの状態も絶対音感というようです。

どのように聴こえるかというとピアノのドの音は人が「ド」と歌っているように聞こえます。

ピアノが「ド」と言っているのですから絶対に間違いありません(笑)


特に訓練した事はありませんけど自然にそう聴こえていて子供の頃ピアノの先生に不思議がられた記憶があります。

ドイツ音名ではなく子どもの頃から慣れ親しんだドレミで聴こえるのです。


レベルは低くても実際これまで音楽の勉強ではかなり役に立って来ましたのでせっかくピアノを習うのでしたら生徒さんにもちょっとの訓練の積み重ねで身に付く可能性が高い絶対音感のメソッドをレッスンでも取り入れているという訳です。

絶対音感になれたらラッキーと思っていただけたら嬉しいです。

無くても大丈夫だけどあったら便利、ドラえもんの道具みたいですね爆笑


この記事は私の主観で書いています。

もちろん世の中には絶対音感については諸説あります。

でも一応書籍も読み勉強もしております事をお含み置きいただけると嬉しいです。


お問い合わせ、お申し込みはこちらからどうぞ!