七味温泉【紅葉館】 | 温泉巡りと登山

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関西一円を中心に活動
当面の目標は関西百名山の制覇!

【温泉旅館】★★★★★★★★★★
・上高井郡高山村七味温泉
・026-242-2710

久しぶりに満点評価の宿を見つけた。当初の予定では同じ七味温泉にある【ホテル渓山亭】の白濁湯に浸かってから、次はちょっと離れたところにある熊の湯温泉【熊の湯ホテル】の緑色に濁った湯の連湯をするつもりで渓山亭立ち寄り開始時間の午前10:00に現場に着くも、立ち寄り開始時間は11:00からですとの説明を受け、空き時間潰しに徒歩圏内のこちらの宿に立ち寄った次第。これが意外にも大当りだった



小綺麗な外観と館内で、ロビーの雰囲気も落ち着いていてとてもリラックスしそうな宿。どうやらここ最近で建て替えか移転があったようだ。入口には各種風呂の説明書きがあって、【エメラルドグリーン】【乳白色】と当日求めていたキーワードが一件の宿で一気に制覇出来そうだ。まさに一挙両得







通路を抜け風呂場への扉を開けると、まずは内湯に硫黄臭漂うエメラルドグリーンの湯がお出迎え。ちょっと熱めの湯温なのでかき混ぜ棒で入念に湯揉みしてから入浴。癖の無いあっさりした浴感であるが、じっくり浸かると肌がしっとりとしてくる極上湯。これが七味温泉の湯か~と暫し興奮状態





次に露天への扉を開けるとそこにはステンレス製の一人サイズの浴槽があり、蛇口2つから熱々の湯と加水用の水がジャージャー流れている。こちらは【炭の湯】という透明湯で、エメラルドグリーンや白濁湯のあるこちらの湯の中では地味な存在なのだろうが、ここも如何にも温泉らしい極上の浴感と加水して湯温も適度でとても心地いい。一番リラックス出来た風呂であった



露天の目玉は白濁湯。白濁湯に浸かるのは3年前の白骨温泉以来か。本来熱々の湯であろうが、外気に冷やされここも適度な湯温になっている。記憶を辿ると案外あっさりとした白骨温泉の白濁湯に比べて硫黄臭も強く、湯に温泉らしいパンチもあるので、七味温泉の湯の方が求めている【温泉らしさ】がある。露天から望む山の木々を眺めながら、まったりとした湯浴みを楽しんだ







どの風呂も温泉らしさを感じる極上湯であるが、今回は法事絡みの信越地方訪問だったので母を連れての入浴となったが、体力的にパンチの効いた湯ではすぐにバテてしまうであろう母も、ここの温泉は丁度いいと言っていた。私のようなマニア筋から年配者まで皆が大満足の湯である

この極上の内容で入浴料は僅か500円。うちら親子が一番湯であったが、その後続々と立ち寄り湯客が訪れていた。この内容でこの料金なら人気の程も納得。何度も訪れたくなる宿であるが、次回は立ち寄りで無く泊まりで訪れてみたい