小処温泉 | 温泉巡りと登山

温泉巡りと登山

関西一円を中心に活動
当面の目標は関西百名山の制覇!

【温泉施設】★★★★★★☆☆☆☆
・吉野郡上北山村木像665-2
・07468-3-0256

日本百名山【大台ヶ原】ビジターセンター近隣を散策後に西大台登山口の一つ【小処登山口】にあるこちらの温泉施設に訪れた。西大台は自然保護を理由に環境省からの指示で1日30人までしか入山許可を与えてもらえず、こちらの施設付近は自然環境そのままの秘境。風呂施設 があるエリアとしては関西でも有数の秘境地域となる



こちらの施設は2011年9月に発生した紀伊半島台風直撃の影響で、本年7月まで休業状態であったが、やっとこさ復旧の運びとなった。道路環境も悪い秘境地域にありながらも大台ヶ原ハイキング後の汗流し客で賑わっていた





風呂場は大規模な内湯と小振りな露天とがある。内湯にある打たせ湯で疲れた身体をほぐし、露天から間近に見る【小処峡】のせせらぎを眺めながら心もリフレッシュさせてくれる。湯はこれといっての特徴は無く、循環湯なので若干の消毒臭(ちと生臭い)が漂うが、それほど大層な消毒剤投入では無いので普通に入浴出来る。露天は内湯と比べるとちと消毒臭がキツいか


露天

露天から望む小処峡


施設管理人のご老人と話す機会があったが、施設としての悩みは冒頭に述べた【西大台入山1日30人規制】。この規制はつい4.5年前に始まったものであり、それまでは年間5000人の登山者がこちら小処登山口から入山していたとのことだが、現在入山許可を得るには1ヶ月以上前から予約をせねばならずでその上順番待ち、許可料も1000円かかる。それも天候不順等で登山不可となっても返金は一切ナシ。日本一降水量の多い地域やのにこれはキツい。今年に入ってマイナー登山口である小処登山口からの入山者はまだ0(ゼロ)らしく、こちら付近にある【山乃ホテル バンビ】と併せて商売上がったりと嘆いておられた