【はじめに】 | 鈴木正人の自伝「まぁいいっか!」

鈴木正人の自伝「まぁいいっか!」

重度の身体障害がある鈴木正人(すすきまさひと)のブログ
1972年生まれ、三重県松阪市に暮らしています。
普段僕は車イスで生活をしています。
自分のこれまでの人生をまとめてみました。

「僕は死んで生まれた 呼吸もせずに生まれ落ちた 
お医者様の懸命な措置のおかげで なんとか命を手に入れた
けれども、手に入れなかったものが いくつかあった」
 

これは 2003年に松阪市で上演された舞台「スター号で行こう~車椅子と心の旅~」の冒頭のセリフだ。
僕が書いた日記を元に、この舞台の脚本が書かれた。

このセリフにあるように僕、鈴木正人(すすきまさひと)には重度の身体障害がある。
僕は普段、車イスで生活をしている。
その車イスに両手首と両腿、両足首と腹周りの7か所をベルトで固定している。
何故かというと、僕の手足は不随意運動といって自分の意思とは関係なくバタバタと動いてしまうからだ。
自分の意思で動かせるのは首から上だけ。
そして言語障害があり、こちらからは言葉でのコミュニケーションはできない。
なので、僕は唯一自分の意思で動かせる頭に棒のついたヘッドバンドを付け、
「文字盤」というツールを使って物事を伝えている。

振り返ってみると、自分はおもしろい人生を歩んできたと思う。
いいことも、悪いこともあった。
障害があるからこそ、色んな経験や体験を沢山してきた。

そんな、おもしろおかしい人生を自分の記憶を中心にまとめてみました。
また、母親や中学時代の先生、施設の職員さんにも協力してもらい
自分では忘れてしまっていることも書いています。

日々思い出したことを書いているので、時系列が前後したりしますが、

そのへんはスミマセン(笑)

こんな僕の人生、笑ってもらえますか?