…今宵の月のように… by Mar's Words -3039ページ目

GW

GW という活字を見て頭に浮かぶのは、世間一般では、ゴールデンウィークでしょう。



しかし、私の中では昭和の時代のプロ野球「巨人対大洋」(GIANTS‐WHALES)が正解なのだ。


ナイター中継のある時は筋金入りの巨人ファンである父と熱狂的な大洋ファンである私の異空間バトルが始まる。

栄光の巨人軍が得点すると隣りの部屋から柏手のようなこれみよがしの拍手が聞こえてくる…


こちらも、ポンセがタイムリーを打てば「よ~しっ!」と少し遠慮気味な歓声を上げる。


こんな具合だから、困るのは野球にまったく興味のない母だ。父と私の部屋を行ったり来たりしながら顔色を伺う苦渋の二時間なのだ。


「巨人‐大洋があるとこっちが疲れちゃうんだよ!」とこぼしていたのを思い出す…




そんな異空間バトルが出来なくなった頃…大洋ホエールズは横浜ベイスターズと名を変えた。



そして今、母は栄光の巨人軍の大ファンと化している。


私の中の七不思議のひとつだ。



本日のBGM:♯灰田勝彦「野球小僧」♯

シウマイ

崎陽軒のシウマイ。


思い出したように無性に食べたくなったりします。



お察しの通りに想い出があります。




惚れた女性に逢うために月に一度、新幹線で九州まで通った。




新横浜から乗車する時のお伴がシウマイと缶ビールだった。



小倉に着く頃にはいつもほろ酔い気分だ。




関門トンネルに入ると、なんとなくソワソワしてきて胸の中がグニャッと軟らかくなるような感覚を持った事を覚えているけれど…。

その感情を実感として思い出すのは不可能に等しいかな。


次の誰かに惚れるまでは…。



でも、心底惚れることが出来る相手に出会う事なんて、そう何度もあることではないでしょうね…



一生のうちに恋の花は幾度か咲かせることはあっても、大輪の花は一度しか咲かない…。

なんて台詞をタイロン・パワーが言ってたけれど…



いったいどれが大輪の花なのかなんて、人生を終える時までわからないよ。




本日のBGM:♯カーメン・キャバレロ「トゥ・ラブ・アゲイン」

カポックさん

私の仕事場にいる観葉植物のカポックさん。

私の苦楽を傍らから見続けて十数年。



一度は枯れかけたが、見事に復活したカポックさんが新芽をつけました。


毎年恒例この季節から2~3本の新葉がでます。



その第一葉が芽吹きました。
今はまだ1センチくらいだけれど、みるみるうちに大きくなっていきます。



その逞しい姿に元気をもらっているような気持ちになったり、
叱咤激励されているような気持ちになったりもします。




とにもかくにも、今年も第一葉おめでとうございます。



来年も再来年もこの場所に居てください。




本日のBGM:♯ヘレン・メリル「ホァッツ・ニュー」♯Mar's Words  今宵の月のように-090429_1356~01.JPG