京都市左京区鞍馬貴船町にある「貴船神社」は、貴船川(鴨川の源流)がすぐ横を流れ、鞍馬山と貴船山に挟まれた山峡に位置するため、自然の気の強いエリアにあります。そのためこの神社は”水の神“を祀る神社として有名ですが、他にも「縁結び」「丑の刻参り」という、まったく性質の異なる三つの顔を同時に持っています。言うならば、”光と影“が共存している神社なのです。「水の神」としては、”雨乞いの聖地”として有名です。「縁結び」については、縁結びの女神 「磐長姫命(いわながひめ)」 を祀るため、貴船神社の中の「結社(ゆいのやしろ)」は縁結びの最強スポットとして人気があります。

 しかし、私の中では貴船神社は”丑の刻参り“の行われている恐い場所という認識があります。貴船神社が呪詛の行われている恐い神社として定着したのにはいくつかの理由があります。まずは、主祭神の 「高龗神(たかおかみのかみ)」 は“水を司る龍神”です。水は古来、生命を与える力と同時に、禍をもたらす力も持つと考えられていまいました。そのため、”   雨乞い・止雨・水害の鎮め“といった「強い祈り」を受け止める神として信仰されてきました。その”強い願いが叶う神社であること“が、やがて”呪詛にも通じる“と考えられるようになりました。そして平安時代の『宇治拾遺物語』などに登場する 「橋姫伝説」は、嫉妬に狂った女性が、「人を呪い殺す鬼になりたい」と願い、貴船明神に七日七晩祈願したという物語です。この伝説が広まり、「呪いを成就させたいなら貴船」というイメージが京都中に広がったのです。さらに 貴船の地形が“境界”にあり、呪術と相性が良かったこともあります。貴船神社は京都の中心から離れて山深く、近くに水源があり、人の気配の薄い土地です。それが呪詛を行う神社のイメージとピッタリと一致したのです。そのため江戸時代の文献にも”丑の刻参りは貴船“と書かれるようになりました。それでは私が考える最も危ない神社が「貴船神社」かというとそうではありません。

 私は京都でも京都市東山区にある「安井金毘羅宮」の方が「貴船神社」よりも危ないと考えています。その最も大きな理由は、祀られている神が日本三大怨霊の一人「崇徳天皇」であることです。先日のブログで東京都内の危険な心霊スポットとして、日本三大怨霊の一人である“平将門の首塚”を紹介しました。もう一人の3大怨霊である「崇徳天皇」が、人々から恐れられてきたのにはさまざまな理由があります。それはまず、崇徳天皇の生涯が、恨みや憎しみの権化となるような悲惨な一生だったことが大きいのです。

 崇徳天皇(1119年~1164年)は、鳥羽天皇の第一皇子として生まれましたが、「実は祖父・白河法皇の子ではないか」という噂があって、鳥羽天皇から冷遇されてずっと疎まれていたのです。そのため第一皇子でありながら皇位を奪われ、政治的に徹底的に排除されていました。そして天皇になった後も、鳥羽上皇の意向により若くして譲位させられ、弟の後白河天皇が即位して政治の実権を握ったのです。そのため1156年に鳥羽上皇が亡くなると、院政の主導権を巡って「崇徳上皇」と「後白河天皇」が激しく対立しました。それはやがて「保元の乱」と呼ばれる摂関家や武士を巻き込んだ戦に発展します。そしてこの戦に敗れた崇徳天皇は、天皇経験者としては異例の「流刑」になり、讃岐(香川県)で、孤独な生活を送ることになったのです。(3)へ続く。

 

 

2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売(商業出版)になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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