もし、この仮説が正しければ、私たちの人生や思考の情報も、何らかの形でそこに記録され、保存されている可能性があります。そして、これまでの科学では説明できなかった予知や予感、以心伝心、臨死体験や前世の記憶といった不思議な現象も、実は、「ゼロ・ポイント・フィールド」に波動として記録された情報に、たまたま何らかの方法でアクセスしてしまったから生じたものと考えられます。そうなると、私たちの肉体が死んでも、私たちの記憶や想念や意識の情報は「ゼロ・ポイント・フィールド」に永遠に残されることになります。これが、田坂博士が『死は存在しない』と著書で語った理論の要点です。

 この「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」が示す世界観は、宗教やスピリチュアルの世界では以前から存在します。たとえば「アカシックレコード」という記録層には、原始から始まるすべての事象・想念・感情が記録されているとされています。また、仏教の「阿頼耶識(あらやしき)」の概念は、所蔵している種から、世界の諸現象(現業・法)が生じると考えられています。また、インド哲学の「アーカーシャ」は、「虚空」や「空間」を意味する言葉ですが、それは「ゼロ・ポイント・フィールド」のように、“すべての情報が記録されている場”という概念です。つまり「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」は、古代宗教の教えや考え方と通じるものが多くあります。

 また、近年では従来の常識を覆す科学理論が次々と生まれています。それは動物の帰巣本能や細胞の機能形成、意識の発生プロセスや量子のもつれ現象など、現在の科学では説明できない現象が、数多くあるからです。これらを論理立てて科学的に説明するには、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」のような今までにない新しい仮説が必要になります。

 音楽家の「坂本龍一」さんは、生前、「自分はドビュッシーの生まれ変わりだ」と述べていました。そして「ふと意識を失っていた間に、曲が生まれた」とも語っています。また、田坂博士もこれまでに百冊余りの本を書いてきた中で、“書くべき内容が降りてきた”と感じたことがしばしばあったと感じています。彼らのような天才は、「ゼロ・ポイント・フィールド」とつながるすべを体得していて、先達たちの残した知識や卓越したセンスを受け取る力に長けていたのかもしれません。田坂博士は、「瞑想や祈りの技法を通じて、人間は誰でも人類の叡智が記憶された“ゼロ・ポイント・フィールド”とつながることができて、それによってさまざまな能力を開花させることができる」と述べています。そして田坂博士がその著書(死は存在しない)の中で伝えたかったことは、人間の能力開花とともに、“科学と宗教の統合である”と語っています。

 宇宙誕生以来、過去のあらゆる出来事が永久に刻まれている「アカシックレコード」の概念が注目されたとき、「ただし、アカシックレコードが存在する科学的根拠はない」と言われていました。しかし、今は、しっかりとした知識や根拠を持った優秀な科学者が、死後の世界や意識の世界を解き明かしています。もし、“ゼロ・ポイント・フィールド”に私たちの記憶も意識も感情もその存在自体も永久に記憶されるなら、“完全に無になる死の世界”は存在しないことになります。それは私たちの”死生観“だけでなく、科学や宗教、哲学の世界も大きく変えることになります。

 

払沢2

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法


■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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