それではさらに続きを見ていきます。
7:「 実家に帰省し、仏間で寝ていると、私が飼っている犬の足音がした。水でも飲みに行ったのかと思った数分後、布団の外に出ていた右手の指を思いっきり嚙まれた。痛くて目が覚めたが声が出ないし、体も動かない。よく考えたら、その日は犬を実家へ連れて来ていなかった」と書かれていました。これは飼っている犬が、ご主人に会いたくて生霊となって出てきたのでしょう。痛くかまれたということは、連れて行ってもらえなかったことを怒っていると思います。犬でも猫でも他の動物でも、人間と同じように魂はあります。ですから“会いたさ”や“怒り”や”憎しみ”の思いが募ったときに、人間と同じように無意識に念(生霊)が飛んでくることがあります。投稿した方は、それだけこの犬に愛されていたのでしょう。
8:「 大学生時代に寝ていると、ふすまがわずかに開いて大きな目玉が自分を見ていた。逃げようにも体が全く動かなかった」と書かれています。霊に遭遇したときに、霊体の全身ではなく体の一部だけが現れていることもよくあります。昔は「幽霊は足が付いていない」と言われていましたし、首や手だけが現れて、襲ってくるケースもあります。その場所に棲んでいるものが投稿者の様子をうかがっていたのだと思います。
9:「 兄と留守番中、昼寝をしていたら金縛りに。目の前に青いジーンズをはいた兄の足が見えたので、助けてもらおうと顔を上げると金縛りは解けた。兄に「助けてくれてありがとう」と言うと、けげんな顔をした兄は、白いズボンをはいていた」金縛りはどこか体の一部でも動かすことが出来れば解けます。体を大きく動かすことはできないので、私は頑張って指先を動かしましたが、それもできないときは笑いました。笑って口角を上げることができれば、その瞬間に金縛りは解けるからです。投稿者の場合も顔を上げたことで金縛りは解けましたが、霊体を見て金縛りが解けるというのは、とても珍しいケースです。霊体を見れば金縛りに遭うのが普通だからです。
10:「 一人暮らしをしていた5階の部屋で、たびたび金縛りにあった。“疲れているなぁ”としか思っていなかったが、あるとき何気なく窓から外を見ると、向かいの建物の屋上にある部屋の窓に、びっしりとお札が貼られていた」と書かれていました。以前、老舗旅館の“開かずの間”を開けて見たら、床から壁から天井までびっしりとお札が貼られていた話をしました。私の家も“お札がびっしり”ではありませんが、家の中の角には特大サイズのカミナリ水晶やモリオンが立っていて、室内の各所には写経・霊符・パワーストーンが並んでいます。それだけ守りを強化して結界を何重に張っても侵入してくる不浄霊はいます。きっと投稿者が見た屋上の部屋も、霊的にはかなり危ないものが棲んでいるか、不浄霊を強く呼び込んでしまう霊的間口の広い人が住んでいるのでしょう。
11:「“お化けが出る”と聞いていた峠で、行きも帰りも車がエンスト。帰宅して寝ていると金縛りになり、人の頭ほどの毛の塊のお化け? が2体現れた」と書かれていました。霊の波長は電気の波長に近いので、電化製品や精密機械が影響を受けて誤作動することはよくあります。車も電気によって制御されていますから、危ない場所へ行ってエンストすることは多いです。そして帰宅後に“金縛りに遭った”ということは、その峠から不浄霊を連れてきてしまったのだと思います。金縛りがその後も続くようなら、霊を祓う措置を取らないと、長く付きまとわれることになります。(4)へ続く。
【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方