先日、ネットニュースを見ていたら「会食恐怖症」という文字が目に入りました。以前、ブログでも書きましたが、「恐怖症」とは、特定のある一つのものに対して、心理学的及び生理学的に異常な恐怖を感じる症状のことです。有名なものとしては「高所恐怖症」「対人恐怖症」や「男性恐怖症」「尖端恐怖症」などがあり、現時点で特定されているもだけでも200を越えています。私自身も「高所恐怖症」で高いところを歩くと眩暈がして固まってしまいます。また、“トライポフォビア”と呼ばれる「集合体恐怖症」もあって、魚のうろことか、カエルの卵など、粒状のものや丸い点のブツブツが大量に集まっている様子を見ると、鳥肌が立って痒くなり、思わず目をそむけてしまいます。

 恐怖症の原因については、以前は何かの恐怖体験(トラウマ)が刻まれたことで、それをきっかけに発症してしまったと考えられていました。しかし、この患者の中には、恐怖症のきっかけになる恐怖体験が全く見当たらない人や、はじめにパニック発作が出るようになった後から、恐怖症状が特定される人もいます。そのため今では、恐怖体験が必ずしも恐怖症の原因であるとは考えられていません。むしろ私から見れば、前世や過去世で意識に強く刻み込まれた恐怖体験や痛みが、今世に生まれ変わってきたあとも抜け切れずに引きずっているように思えてなりません。たとえば私の「高所恐怖症」にしても、過去世の中で山肌の高い崖の上から転落したような淡い記憶があります。また過去世の中には高所から突き落とされて殺されたような記憶もあります。そんな夢には何度もうなされていますので、過去世での恐怖体験が、今の「高所恐怖症」を引き起こしたと感じています。

 ただ、この記事で初めて目にした「会食恐怖症」について専門家は、給食時の“完食指導”が、他人と一緒に食べる食事を苦痛なものにしてしまい、そのトラウマによって引き起こされているのではないかと分析していました。昔は学校などの教育現場で行われる“完食指導”はかなりひどいものでした。私は幸い、給食の中に食べられない材料はありませんでした。しかし、小学校のときのクラスメイトの中には、どうしても食べられない野菜を残してしまうと、教師は食べ終えるまで何時間も許すことなく強制的に食べさせていました。給食の時間が終わり、昼休みになってお友達がみんな校庭へ遊びへ行っても、給食を残した児童は教室に残されて、机に置かれた給食とずっとにらめっこを続けているのです。昼休みが終わっても食べ終わるまで先生は許してくれません。泣いても謝ってもだめです。先生は鬼のような形相で「いつまで意地を張っているの!早く食べなさい」と怒鳴りつけて、ひどい時は無理やり給食を口の中へ入れるのです。堪えきれずに、教師の目を盗んで嫌いな食べ物をポケットへ入れてごまかしている子もいました。それは固形物だけでなくスープなどもです。これは指導ではなく“いじめ”そのものです。私は子供ながらに教師のやっていることに、教育とはかけ離れた大きな矛盾を感じました。こういった度を過ぎた”完食指導”を受ければ、それがトラウマになることは容易に想像できます。その結果、大人になってから急に、食事そのものや人と一緒に食事をすることに恐怖を感じるようになる人がいるのです。何かのきっかけで昔、刻み込まれたトラウマが、意識レベルまで上がってきたのでしょう。人と食事をしていると急に気分が悪くなったり、頭痛や吐き気がしてくるというのです。また、今でも「食べ物を残してはいけない」という強迫観念にとらわれて、目上の人と一緒に食事ができない人もいます。

 こういった間違った指導法の反省から、今では子供たちに食事を強制しないように、好きな食べ物を自由に食べられるように“セミバイキング形式”で給食を出している学校もあります。食べ物の好き嫌いを無くすことは良いことですが、その方法として嫌なものを強制的に食べさせようとすることが大きな間違いです。食事は本来、楽しく食べた方がおいしく消化にも良いはずです。先日、このブログで「昔の常識、今の非常識」について書きましたが、昔って本当にひどいことを平気でやっていました。今はこういった問題がどんどん改善されています。

 

 

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霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法


■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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