物理学と生物学を融合した「二次サイバネティックス(Second Order Cybernetics)を提唱して科学界に大きな影響を与えた「ハインツ・フォン・フェルスター(1911~2002年):物理学者」は、生前に不吉な予言を行っていることでも有名です。それは「2026年11月13日」に、人類が滅亡するという終末論です。1960年にフェルスターは「過去2千年の人口動態が今後も続くと、世界の人口は2026年に無限大になることを説明した記事を「Science」に発表しました。現在では「地球温暖化」や「人口爆発」や「人口減少」、「気候変動」や「核戦争」など、人類が終末へ向かっているという考えはますます現実味を帯びてきています。そのため最近になってフェルスターの終末論は改めて注目されるようになってきたのです。

 「終末論」とは、歴史には終わりがあり、それが歴史そのものの目的であるという考え方です。社会が政治的、経済的に不安定で、人々が困窮するような時代に、その困窮の原因を神や絶対者の審判や未来での救済に求めることは、さまざまな文化や宗教の中でよく見られます。私が若いころには“ノストラダムスの大予言”が一大ブームを巻き起こしました。それはフランスのノストラダムス(医師・占星術師)が著した「予言集」(初版1555年)について、ノストラダムスの伝記や逸話を解釈するという体裁で書かれた五島勉さんの著書です。(1973年祥伝社刊)この本は「1999年7月に人類が滅亡する」という解釈が、当時、公害問題など将来に対する不安を抱えていた我が国で受け入れられて、発売後3か月で100万冊を突破するベストセラーになりました。さらに翌年には東宝から同名の映画が公開されて、”オカルトブームの先駆け“となりました。当時、中学生だった私の心にも、”1999年7月で人類は滅亡するんだ“という、漠然とした不安はしっかりと刻み込まれました。

 また、1982年に発売された元気象庁予報官「相楽正俊さん」の書いた「富士山大爆発」では、1983年9月×日に富士山が爆発すると書かれていました。そのため富士山周辺の静岡県・山梨県では、地価が下落するような現象もみられました。しかし、実際には未だ富士山は爆発していません。新約聖書の「ヨハネの黙示録16章16節」には、人類の終末に行われる善と悪の最終決戦として、「アルマゲドン(ハルマゲドン)」について記述されています。この決戦はこの世に破滅をもたらすほどの、大規模な戦争を指すと言われています。そしてこの終末思想は古代ユダヤ教からオウム真理教のような現代のカルト教団でもその時が来ることを謳っています。そのような終末は本当に訪れるのでしょうか。

 実際、私たちの命に寿命があるように、太陽にも地球にも寿命はあります。46億年前に誕生した太陽は、その内部で核融合反応を繰り返しながら膨大な熱や光を宇宙空間へ放出しています。その燃料となる水素ガスは核融合反応を繰り返すうちに、どんどん消費されて少なくなり、後にはヘリウムが残されます。そしてヘリウムが増えてくると、太陽はどんどん膨張して巨大化していきます。やがて太陽は水星・金星・地球を飲み込み、火星の辺りまで膨らんだ後に爆発します。地球は膨張した太陽に飲み込まれる前に、太陽の熱にさらされて地上のものは灼熱地獄の中ですべてが消滅します。それは今から50億年後と予想されています。そんな終末は地球や人類にとって逃れようのない運命です。しかし、私たちが生きている間に、アルマゲドンが訪れて、人類が滅亡することはありません。

 オウム真理教のようなカルト教団は、終末思想を悪用して、人々の不安を煽って入信を勧めたり、お布施を要求してきます。しかし私が自分の将来を観た時に、空からアルマゲドンが振ってきたり、人類が最終戦争に突入する様子は何も感じられません。地震についてもそうです。日本列島は4つのプレートの上に載っていますから。大きな被害を出す巨大地震は必ずどこかで発生します。しかし、私はまだ当分は首都圏に住んでしますので、私が生きている間に”首都直下型地震“は発生しないと思っています。それは私自身が、地震や津波、戦争の被害者として、右往左往する様子が何も想像できないからです。

 

瑠璃光寺

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法


■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

シュンさんのX ここをクリック!

 

シュンさんのYouTubeチャンネル ここをクリック!

 

シュンさんのホームページ ここをクリック!