「スポーツ」でも「芸術」でも大きな大会の後は、カメラに映らなかったさまざまな裏話が出てきます。昨日、インターネットニュースを見ていたら、今回の「第100回・箱根駅伝」について、中継映像には映らなかった良い話が出ていましたので紹介したいと思います。今回の「箱根駅伝」では、「青山学院大学」が今までの記録を大幅に更新する圧倒的な強さで優勝しました。そして第2位には「駒澤大学」が入りました。昨年は「駒澤大学」が優勝して、「青山学院大学」は第3位でした。大学の三大駅伝と言われている「出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)」「全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)」「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」を通しても、この10年間は「青山学院大学」か「駒澤大学」のどちらかが、数多く優勝しています。その中にあって昨年の「箱根駅伝」で「青山学院大学」を破り第2位に入ったのが「中央大学」です。そのため今回の箱根駅伝でも「中央大学」は、最強の「青山学院大学」と「駒澤大学」に、どこまで迫れるのか注目されてました。しかし、結果はシード圏外のまさかの13位でした。そのため、レース後に監督の「藤原正和さん」は、開口一番、「優勝を狙える選手を揃えていながら、このような結果になって申し訳ありませんでした」と謝罪したのです。

 私は「中央大学」が惨敗した理由は、マスコミの報道から知っていました。それはレース本番を前にして、レギュラー選手16人で行った合宿中に、14人が感冒に感染して体調を崩していたのです。そのため一時は「棄権」も検討されましたが、一生に一回のこのレースのために1年間頑張ってきた選手たちは強く参加を希望しました。そして監督は参加することを決めたのでした。

 藤原監督がこのような状況について、レースの前も後も一切言い訳することなく、惨敗を認めて謝罪したのは非常に潔くて好感が持てました。しかし私は心のどこかで、体調管理も含めてこの結果に「何をやってるんだ!」という不甲斐なさも感じていました。

 藤原正和監督は選手時代には、どのチームの監督にも負けない素晴らしい実績を残した選手でした。高校時代は陸上競技の名門「西脇工業」に入り、第49回全国高校駅伝では2区を走って、「西脇工業」の2年連続7度目の優勝に貢献しました。大学時代は箱根駅伝最多優勝回数(14回)の名門「中央大学」に入り、大学3代駅伝は4年間すべて出場しました。箱根駅伝では4回出場して区間賞3回、2年時の第77回箱根駅伝では、5区の山登りで前を行く2校を抜いて「中央大学」37年ぶりの往路優勝のテープを切っています。4年時にはエース区間と言われている2区を走り、8人を抜いて、35年ぶりにトップでタスキを渡しました。さらにこの年のユニバーシヤード「中国・北京大会」では「男子ハーフマラソン」で優勝しています。世界陸上選手権男子マラソン代表選考会を兼ねた「第58回びわ湖毎日マラソン」では、残り5キロまでトップを走り、日本人最高の3位でゴールしています。この時記録した2時間8分12秒は初マラソンの日本最高記録として長く抜かれることはありませんでした。そして世界選手権男子マラソンには日本代表として3回出場したのです。

 そんな藤原選手は、2016年に現役を引退して所属していた「ホンダ」を退社しました。同時に母校「中央大学陸上部駅伝監督」に就任しました。当時の中央大学は4年連続でシード落ちするような不振が続いていました。そこで藤原監督は、主将・副主将を4年生から1年生に交代させるなどの異例の大改革を行いました。しかし、この年の「第93回箱根駅伝・予選会」では、本戦出場ラインの10位とは、44秒差の11位となり、中央大学陸上部の箱根駅伝本戦出場は、87回連続でついに途切れてしまいました。そこから藤原監督の中央大学陸上部は着実に成績を伸ばして、第98回大会では、総合6位になってシード権を獲得、その翌年には総合2位となってさらに躍進しました。その状況で迎えた「第100回・箱根駅伝」大会だったのです。(2)へ続く。

 

 

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霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法


■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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