私はもう何十年も「正月休み」というものを取ったことはありません。世の中では「正月休み」「ゴールデンウィーク」「お盆休み」は連休になります。この間は故郷へ帰省する人や海外へ旅行する人たちで、ターミナル駅や空港は大変混雑します。私は毎年、これらの休みはありませんからいつもと同じように毎日仕事を続けています。さらに言えば、年末年始は、1年の総括や新しい1年の展望や注意事項などを私に尋ねてくる人が多くいます。そのため普段よりも忙しくなるのが現状です。

 今年の元日は朝から電話鑑定を何本か受けながら、その合間に御雑煮やお節料理を食べながら正月の各地の様子をNHKで見ていました。昨日・今日は、溜まっている「メール鑑定」や「電話鑑定」に対応しながら、朝8時から「箱根駅伝」を見ていました。   

 私の生まれ育った実家は横浜市にあります。実家から箱根駅伝のコースになっている国道1号線までは歩いて15分です。子供のころは目の前を走り抜けていく選手の、ものすごいスピードに釘付けになりました。そして毎年1月2日3日は特別な用事が無ければ、沿道に出て父親や叔父さんたちの出身校を応援していました。

 箱根駅伝は大正9年(1920年)に第1回大会が行われました。コースは東京・大手町の「読売新聞社前」~「箱根・芦ノ湖間」を往路5区間(107・5キロ)、復路5区間(109・6キロ)の合計217・1キロで行われます。そして今年(2024年)は、戦争のために中止になった年もあったために、ちょうど第100回の記念大会になりました。結果は青山学院大学が、大会記録を更新する快走を見せて圧倒的な強さで優勝しました。

 私の母校は昨年は大健闘して“あわや優勝”という健闘を見せましたが、今年は残念ながらシード落ち(11位以下)をしてしまいました。箱根駅伝は大学対抗で行われる学生長距離界最長の駅伝競走です。ランナーは1人平均21・71キロの長距離を走りますから、個人のコンディションと共にチームや個人の戦略が結果を左右します。しかも関東の有名大学はかなり出場していますので、自分の出身校が出ていればテレビを見ていても応援に力が入ります。自分の出身校が出場していなくても、誰か友人や親族の出身校は出場していますから応援にも熱が入ります。前回のブログで大谷翔平選手のことを書きましたが、自分の知り合いであればなおのこと、直接の知り合いでなくても何かの関係があれば、その人(チーム)を応援したくなります。

 この時期の東京・神奈川は冬型の気圧配置でスッキリと晴れ上がる日がほとんどです。しかもコース中の国道134号線は、平塚から小田原まで海沿いを走ります。往路の中継ではコースの左側には真っ青な相模湾が広がり、その横を走り抜けるランナーの行く先には頂上を雪色に染めた「富士山」が視界に入ります。冬の陽光を浴びてキラキラと輝く青い波間とその奥に広がる真っ白な富士山のコントラストは、何度見ても心が洗われます。

 そして何よりも寒風の中を次の中継所を目指して全力で駆け抜ける学生たちには感動します。スポーツが人の心を動かすのは、そこに政治的な思惑も思想も関係なく、目標へ向けて全力で前進する選手の姿があるからです。全力でひたむきに頑張っている人は、それがスポーツでも芸術でも勉強でも仕事でも、自然に「がんばれ!」と応援したくなります。

 スポーツには必ず結果が伴います。1位を目指して1位になれた人は1人だけです。今日の「箱根駅伝」で言えば、参加校は23校ですから、優勝した「青山学院大学」以外の22校の選手は、どこかに悔しさを抱えているのかもしれません。しかしその悔しさは次に自分の力を付けるためのエネルギーになります。そして後になってこの悔しさを拭うことができなかったとしても、何年間にわたって全力で努力を積み重ねた自分は、誰よりも誇りに思えるはずです。優勝した「青山学院大学」の選手が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことは間違いありません。しかし昨日今日、箱根路で青春を燃焼した230人の選手全員が、ヒーローであったことも間違いありません。選手や関係者の皆さん、素晴らしいレースでした。ありがとうございました。

 

金閣寺

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法


■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

シュンさんのX ここをクリック!

 

シュンさんのYouTubeチャンネル ここをクリック!

 

シュンさんのホームページ ここをクリック!