第１２６８回　パワーストーン（１）

ホームページで紹介しているように私のサイトではパワーストーンを販売しています。私は皆さんの願いを叶えることや霊障を防ぐことを目的として、パワーストーンをしばしば活用しています。ただ、「このパワーストーンを携帯しているだけで、皆さんの願いは叶います」というと、よく週刊誌の表４（裏表紙）に踊っている宣伝の言葉を連想します。私はこの石を買ったら、「素敵な彼氏ができました」とか「病気が治りました」とか「宝くじで１等が当たりました」といった冷静に考えればあり得ない数々の宣伝文句です。私が販売しているパワーストーンは、さすがに「宝くじで１等が当たります」とは言いませんが、願いが叶うにはそれなりの理屈があります。それは天使が降りてきて願いを叶えてくれるわけではありません。私は”魔法使い“ではありませんから、それなりのプロセスを経て願いは現実化されて行きます。

私はまず、持ち主の霊的な波長に波動の合っている石を選びます。人は生まれた時から死んだ後まで変わることのない”霊的な波長（＝その人独自の周波数）を持っています。これは指紋が各人で異なるように人それぞれですべて違います。私が行方不明者の捜索を依頼されたときに、何の手掛かりがなくても見つけることが出来るのは、その人の波長を頭に刻み込んで、その波長がどちらの方向から発信されているのかを辿って行くからです。それは警察犬が犯人の臭いを追って、行く先を追い詰めていくのと同じような作業です。

霊的な波長は人によって異なり、石は同じ水晶でも、その中で波動は異なります。不浄霊が人に憑依できるのは、不浄霊の霊的な波長と憑依する人の霊的な波長が合っているからです。それと同じようにパワーストーンの波動とそれを持つ人の波長が合っていないと、どれだけ力の強い高価なパワーストーンを持っても、その力は持ち主に伝わらないのです。ですからパワーストーンを持つときには自分の波長に合った石を選ぶことが何よりも必要なのです。

そして持ち主の波長に波動の合ったワーストーンを選んだら、次はその石に持ち主の願いが叶っている未来を念じ込めます。たとえば願い主が来年の入学試験で「どうしても早稲田大学に入学したい」と願っているなら、早稲田大学の希望する学部のキャンパスの中をその人が笑顔で歩いている様子や友人と正門前で待ち合わせをしている場面などを次々にパワーストーンに念じ込めていきます。つまり願いが叶った未来のイメージをパワーストーンに念じ込めるのです。そしてそのパワーストーンを身近で持ち続けることで、自分の願いが叶っている未来のイメージが持ち主に伝わり続けることになります。もし、パワーストーンをポケットに入れて１日中持ち歩いているとすれば、それは１日中、願いの叶った未来へ進む”イメージトレーニング”をしてることと同じなのです。

　人間は毎日数多くの選択をして自分の行動を決めています。その選択は頭で考えたり、知識や人生経験に裏打ちされた“意識的な選択”よりも、何気なく、無意識に言ったりやったりしている“無意識の選択”の方が圧倒的に多いのです。そして望みの叶った未来のイメージを体へ浸透させることで、その人が無意識にしている選択は、そのイメージを現実化する方向へ変化していきます。そして自分でも意識しないままに、願いを叶えるように行動していきます。だから願いは叶うのです。自分で努力しているつもりが無くても、いつの間にか願いを叶えるために行動していきますからその未来はやがて現実化されるのです。そうやってパワーストーンを持つことによって願いは叶っていくのです。（２）へ続く。

【２０２２年９月１日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店（アマゾン・楽天など）で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。