人は死んで肉体が無くなった後、魂はあの世へ上がり、生きていた時の思いや記憶を消されます。やがて次に自分がまとう肉体が決まると、その胎内に宿り生まれ変わります。つまり“輪廻転生”をしていると私は考えています。たとえばアメリカで、アメリカ人の7歳の子どもが画用紙にお絵描きをしています。その絵をよく見ると、戦艦のような船が描かれて、船首には艦番号か書かれています。艦番号とは軍用艦の艦首に付けられた数字です。海上自衛隊の場合は、3桁の数字は最初の1桁が、4桁の場合は最初の2桁がその船のクラス(艦種)を表しています。そして続く2桁は通し番号になっていて、同型艦は1つづつ番号が増えていきます。7歳の子どもが描いた船にもしっかりと3桁の数字が書かれていました。そして大砲からは炎が噴き出ていて、砲弾を発射したことを現わしています。母親は何気なく「この船はどこにいるの?」と尋ねると、子供は「Island、イオウジマ」と答えました。海に浮いている人の姿を見て、「この人は誰?」と訊くと子供は英語で「日本人の野郎」と答えました。あまりにもハッキリと答えたことに違和感を持った母親はインターネットで、この艦番号のアメリカ海軍の軍艦を調べました。すると太平洋戦争時に日本海軍と戦った軍艦の中にこの艦番号の駆逐艦がいたのです。そしてこの船は硫黄島の戦いに参加していたのです。

 また別の日本人の6歳の男の子は、画用紙に街並みの風景を描いていました。それは戦後のまだ荒廃した街の景色で、建物があり、街路樹があり、道路も描かれています。ただ、建物の壁をよく見ると、ポスターのようなものが貼られています。母親は「何これ?ポスター?このお姉さんは誰?」と、ポスターの中の女性が目に留まり、何気なく息子に尋ねました。すると子供は「きぬよ、きぬよ」と嬉しそうに名前を連呼したのです。“きぬよ”と言えば、戦後日本の映画界を代表する「田中絹代」が想像できます。確かに戦後の荒廃した街並みの中に、当時の大スター「田中絹代」の映画のポスターはあちこちに貼られていました。インターネットも使えない6歳や7歳の子どもが、50年以上も前の史実をここまで正確に知っていたのはなぜでしょうか。その理由を合理的に説明しようと思う時、私は前世で子供たちが自ら体験した記憶が、完全に消去されずに生まれ変わった今でも残っていると考えることが最も自然に思えるのです。このような話は世界中でいくつも報告されています。これらの事実を客観的に見た時、私は“魂は輪廻転生して生まれ替わるものだ”と考えるのです。

 それでは人の本質が肉体ではなく魂に宿り、輪廻転生を繰り返すはどうしてでしょうか。それは人が成長していくためには嬉しいことや悔しいこと、幸せなことや不幸なことなど、さまざまな経験を長きにわたって積み重ねて行かなければならないこと。さらに科学が進歩して人類の遺伝子を永遠に残していくためには、まだまだ何千・何万という時間が必要なことに起因しています。地球が誕生して46億年が経過しています。その中で人類が誕生したのはわずか500万年前です。そして50億年後に地球は膨張した太陽に飲み込まれて消滅します。もし、人類という知的生命体が、この遺伝子を永遠に残していこうと考えるなら、やがて太陽が膨張を始めて、地球が生命の生存不可能な灼熱地獄に陥る前に他の天体へ移住するか、たんぱく質を構成しているアミノ酸を宇宙空間へ放出するなど、何らかの対策が必要になります。ですから私たちはもっともっと成長を続け、科学を発展させていかなければなりません。

 しかし、そのために1万年、2万年と生き続ける知的生命体を創造することは相当困難になります。ほぼ不可能でしょう。そこで“創造主”は、100年間生きていける肉体を作り、生命の本質である魂は、その肉体を次々に借りて生き続けるという方法を考えたのです。100年間生きられる肉体を10回借りれば、1000年間生き続けることが出来ます。それは1000年間生き続けられる肉体を作るよりもはるかにたやすいことです。生き物にとって自分に与えられた命(生命)を後世(次の代)へ残していくことは、大きな役割の1つです。ですから輪廻転生は“生命体”である私たち人類が、その生命を永遠につないでいくために考えられた実に合理的な方法なのです。

 

八坂神社

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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