先日、私の近い身内が亡くなり、28日に通夜、29日に葬儀と初七日法要が行われました。そのためこのサイトを開設して初めて3日間の休みを取らせていただきました。葬式に出ることは何度もありますが、今回は身内ということもあって通夜から葬儀のすべての儀式に参加してきました。まず、最初に驚いたのは、「エンバーミング」の技術の高さです。昔から故人の尊厳を守り、遺族の気持ちを癒すために“死化粧”は行われてきました。しかし、有資格者や医療従事者が行うエンバーミングは、死化粧とはまったく異質なものでした。

 そこではまず、全身の消毒・洗浄を行った後に、遺体の表情を整え、必要に応じて髭を剃ります。次に遺体の頸部などを小切開して、動脈から血管を通して防腐剤を注入、同時に静脈から血液を排出します。さらに腹部に1センチほどの穴をあけて、そこに金属製の管を入れて胸部・腹部に残った体液や、腐敗を引き起こしやすい消化器官に残った残存物を吸引・除去します。それと同時にこれらの部分に防腐剤を注入します。それから切開した部分を縫合してテープ等を貼って目立たなくします。それから再度、頭部・全身の洗浄をして、衣装を着せて表情を整えた上で、化粧をして納棺するのです。これらの処置を施すことによって、火葬・埋葬までの50日間は生前の状態を維持することが出来ますが、この期間は途中でメンテナンスを施すことによってさらに長く保存することも可能なのです。遺族からすれば、生前も死後も、故人にはできる限りのことをしたいと思います。亡くなった後も、きれいな姿で送り出したいと思えば、エンバーミングをとても有効な方法だと感じました。見た目はまさに“生きているときと同じ”ようにしか見えません。とてもきれいなご遺体でした。

 通夜式から始まる一連の葬儀は、真言宗智山派の住職さんに行っていただきました。したがいましてお経は「大日経」や「理趣経」が唱えられましたので、心の中で住職と一緒に唱えていました。ただ、声明(しょうみょう)のように節を付けて、非常にゆっくりと唱えられたので、こういった唱え方もあるのだと良い勉強になりました。それよりも驚いたのは、この住職が霊的な能力も備えていたことでした。僧侶になるためには所属する宗派に僧侶として登録しなければなりません。各宗派が運営している学校へ入り、勉強をすることで僧籍は取れるのです。今では通信教育でも僧侶になれることを宣伝しているお寺もあります。つまり、僧侶になることと霊的に覚醒しているのかどうかは、まったく別問題なのです。ですから死後の世界について語っている僧侶であっても、霊的な感覚がゼロで霊の世界をまったく感じ取れない人はたくさんいます。もっと言えば死後の世界そのものを否定している僧侶もいます。それは自分の仕事を自分自身で否定していることになります。

 私は葬儀の間、お経を唱えている住職の背中を見つめながら、お経の節目に合わせて、何度か力を入れて(念を込めて)パワーを送りました。すると住職の体はそのたびに揺れて私のパワーを感じ取っていました。さらに住職が参列者の方を見て、お話をされているときにも、何度かパワーを送りました。するとそのたびに口元で笑いながら目で睨まれました。私は亡くなった大切な自分の身内をこのような能力のある住職が導いてくれたことに心から感謝をしました。

 私は若いころに家の近くにできた評判の気功師の道場へ友人と二人ででかけて、“道場破り”のようなことをして返り討ちに遭ったことがありました。私はかなり力のある友人と二人で、道場の一番後ろに陣取って、気功師がパワーを出すたびに、二人同時に気功師のパワーを遮るようにパワーを送り続けたのです。この気功師はテレビにも何度か出ている有名な方でしたので、“若気の至り”で正面からこの先生へ挑戦してみたのです。すると気功師はいきなり、私たち二人を“ジロリ”と睨みつけた後、強烈なパワーを私たちに浴びせてきたのです。不意を突かれた私たちはあまりの力にフラフラになり、倒れ込むようにタクシーに乗り込んでその場を退散したのです。久しぶりに能力のある僧侶に会って、そんなことも思い出しました。故人は家族を大切に、いつも誠実に生きてきた方です。きっと素晴らしい僧侶に導かれて、迷うことなくあの世への道筋を登っていかれると確信しました。

 

※もう10月に入りました。YouTubeの更新は止まっておりますが、涼しくなってきましたので、仕事の状況を見ながらまた、次のパワースポットへ行ってこようと思っています。もう少々お待ちください。

 

龍門の瀧(金閣寺内)

 

【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。

 

霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

シュンさんのX ここをクリック!

 

シュンさんのYouTubeチャンネル ここをクリック!

 

シュンさんのホームページ ここをクリック!