毎年、8月15日が近くなると、テレビでは戦争を取り上げた番組が数多く放送されます。それは日本では1945年8月15日の正午に、天皇陛下がラジオ放送で日本の降伏を国民に公表したからです。ただ、第2次世界大戦が終結した日の認識は各国によって異なっています。アメリカでは戦艦ミズーリ号の艦上で日本が連合国側の無条件降伏文書に調印した9月2日が終戦の日と認識されています。そして国際的にはこう考えている国が多いようです。ただ、旧ソ連や中国ではこの調印の翌日に「対日戦勝祝賀会」が行われたことから、9月3日が終戦の日と認識されています。ただ、当時日本だった千島列島へソ連軍が侵攻したのは、8月15日を過ぎた1945年8月18日から9月5日にかけてのことです。ですから8月15日を過ぎても実際に戦いは続いていたのです。
さらに1952年4月28日に、日本は当時のソ連や東欧諸国を除く連合国48か国との間に「サンフランシスコ平和条約」を結びました。それが発効されて日本は独立国として戦争状態が完全に終結しました。このようにいつ「太平洋戦争」が終結したのかその認識は国によって異なっています。ただ、この戦争で日本人の軍人・軍属の戦死者は230万人、民間人の国外での死亡者30万人、空襲などによる国内の死者50万人、合計310万人以上の尊い命が失われたことはまぎれのない事実なのです。
明日で戦争が終わって78年になります。いったい無念の思いを抱えて死んでいった魂は、何年経てばその思いを償却してあの世へ上がって行くのでしょうか。私は大きな災害の遭った場所に何度も立ち入っています。戦争以外でも地震やそれに伴う津波や火災など、天災に起因してたくさんの人が亡くなられている場所があります。実際、私は1995年に発生した「阪神・淡路大震災」や2011年に発生した「東日本大震災」の現場に立って、何度も霊障を受けています。しかし、1923年に発生した「関東大震災」の現場では、まれに霊障を受けることがありますが、ほとんどその影響は受けません。この震災では死者・行方不明者が10万5千人もいるにもかかわらずです。ただ、関東大震災で被害の大きかった場所は、1944年~1945年にかけて、合計106回の空襲で11万5千人以上の死者・行方不明者を出した「東京大空襲」と場所がかぶっています。そしてどちらも火災の炎で焼け死んでいる人が多いので、この地域に長時間いると皮膚が焼けただれるような霊障を受けることはあります。「関東大震災」は今年の9月1日で発生してからちょうど100年になります。そこまで時間が経過すると、生に執着したり、自分の死を受け入れられなくてあの世へ上がれない魂=不浄霊も自然に自分の死を受け入れてその多くは成仏していくのです。それでは明日で戦後78年を迎える太平洋戦争で亡くなられた魂はどうか。私の印象でいうと、まだかなり思いを残して現世にとどまっている魂が多いように感じます。それは亡くなってから経過した年数とともに、その死に方や死んだときの年齢によっても執着の度合いは変わってくるからです。戦争によってまだ10代の若者までが戦地へ招集されました。そして敗戦した日本軍では、食料も弾薬もない絶望的な状況の中で戦いを強いられています。「召集令状」1枚によって南方や大陸へ連れていかれ、そこで勝ち目のない戦いを強いられて死んでいった若者たちの無念はそう簡単には消えないのです。事故や震災で突然、命を奪われた方たちも、もっと生きていたかったと思います。しかし、突然のアクシデントではなく、国が始めた戦争に召集されて、恋人や妻や友人や家族と離れた遠方で1人で死んでいく無念さは計り知れません。それがその魂を未だに現世にとどめて、故郷を彷徨い続ける不浄霊にしています。終戦の日を前に、浮かばれない人生を強いられた数多くの魂の供養を祈らずにはいられません。どうか早くあの世へ上がり、次の人生ではきっと幸せに生きることを心からお祈りいたします。
※私のYouTubeチャンネルの更新がここのところ滞っています。この暑さの中、パワースポット巡りをする気にはなかなかなれません。もう少し涼しくなりましたら再開いたします。しばらくお時間をいただきますようお願い申し上げます。
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■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
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■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方