前回のブログでは、時間・空間・土地の流れや波動が一致したタイミングで、神隠しが起きたりそこから生還できることついて述べました。今回のテーマの最初にお伝えした通り、我が国では毎年8万人もの人が行方不明になっています。そのことを考えると、家出や自殺のように自分の意思によらないで、現世という3次元の世界から忽然と姿を消すことも大いにあることだと思います。実際、前回お話しした“タイミングの一致”以外の理由でも、人が消えたり、異次元の世界に入り、そこから戻ってくることもあります。私が今でも強く記憶に残っているケースは、“時空のゆがみ”によって、トワイライトゾーンやパラレルワールドへ入り込んでしまったケースです。
以前、このブログで新潟県の廃神社へ結界を張りに行ったときのことを書きました。この神社は本当に危険な場所でした。神社の社殿は小高い山の上にあると思われます。私は結果的に社殿まで辿り着くことができませんでしたから、私が登って行った石段の上に社殿があるのかどうかの確認はできていません。私は長い石段の下に車を止めて。そこからボロボロの鳥居をくぐって石段を登り始まました。鳥居をくぐった瞬間にひどい眩暈がして頭がグルグル回り始めました。また、石段の石が、どの石も大きく歪曲していて、平らなものは一つもありません。いったいどれだけ強い力が加えられたのか想像もつきません。そして石段を取り囲むように密生している木々は、どの枝も蔦のようにグルグルにねじれています。私はときどき両手を石段の上に付いて体を支えながら、一段一段踏みしめるようにして上がって行きました。少し上がると、石段の脇に摂末社のような建物もありますが、どれもボロボロで柱が曲がっています。私はここまで上がってきて何度も気を失いそうになりましたので、“これ以上は無理だ”と判断して転げ落ちるようにして結界の張ってある車に飛び込みました。本当にひどい経験でした。
時空が歪むというのは、物理学の世界では起こりうることです。時空は物質の質量によって歪みが生じ、その歪みが重力そのものになります。たとえば巨大な質量を持った天体の近くを光が通過すると、光の経路が曲がり、“レンズ(重力レンズ)”のようになります。つまり、光(=時間)の進み方は重力の違いによって異なるのです。もし、この神社の石段や建物を強くゆがめている何か強い力が働いているとすれば、その力によって時空の流れが変化して、地上の時間軸と異なる異界の時間に放り込まれることもありうるのです。さらにこの神社の入り口に止めた車はカーナビが狂っていました。それはこの場所では電気や磁場が完全に乱れていたことによるものです。これらの状況によって、ここに来た私は危うく異界へ入り込んでしまうところだったと思っています。
私は行方不明者の捜索で山梨県の山の麓を歩いていた時にも、同じ経験をしています。その場所も地面や木々のすべてがグニャグニャにねじ曲がっていて、入り込んだ瞬間頭がグルグル回り倒れそうになりました。
ただ、神隠しにあっても無事に生還できた人がいるように、私もこの異界の空間をすり抜けたことで命が救われたことがあります。以前、このブログでもお伝えしましたが、私は九死に一生を得たことが数回あります。その中で若いころに無茶をして、まだ夜が明けきれない早朝に、鎌倉の七里ガ浜で泳いでいて沖に流されたことがあります。七里ガ浜は遊泳禁止区域になっています。それはこの辺りは海底がえぐれていて、強い“離岸流”が発生するからです。私は海岸に平行に泳いでいたのに、気が付くと沖合200m以上は離岸流に乗って流されました。そこで慌てて岸に向かって泳ぎ始めたのですが、どれだけ頑張っても体はどんどん沖へ流されていきます。しかも海は荒れていて一波ごとに海中に巻き込まれます。そして必死で海面に顔を出して息を吸うと、すぐに次の波にもまれてまた海中に引きずり込まれます。
この逃げ道のない状況に私は完全に絶望しました。そして“きっと溺れて死んでいく人はこうやって、徐々に体力が無くなり息絶えていくのだろう”とそんなことばかりが頭に浮かんでいました。ただ、途中から何か急にスイッチが入りました。相変わらず、体は波にもまれて沖へ流されていましたが、「意識がある限り、ともかく岸へ向かって全力で泳ぎ続けよう。それで力尽きて死んだなら仕方がない」そんな考えに変わりました。そして脇目もふらずに必死で泳ぎ続けたところ、ほんの一瞬で岸まで10mもない場所に体があったのです。私は近くにいたサーファーに助けられて救急車で病院へ運ばれて命拾いしました。今考えても人の力で抗うことのできない離岸流に流されながら、一瞬で岸まで戻ることは不可能です。このとき私は沖合から岸の近くまで、何か異次元のトンネルをくぐって一瞬で体が運ばれたように感じたのです。
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■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方