最近、寝ていると良く出てきます。これが夢なのか、霊障なのかはよく分からないのですが、私の数多くの心霊体験の中でも、本当に気味の悪い不浄霊なのです。以前、このブログでも何度かお話ししましたので、記憶にある方もいらっしゃると思います。高崎の陸軍歩兵第15連隊の連隊本部に隣接して建てられていた「高崎陸軍病院」の看護婦の不浄霊です。この看護婦の霊が、近くの病院に棲みついていて、今もその病院の中で働いています。そのためその病院では、「幽霊を見た」という目撃談が多く、医師も看護師も夜勤を拒むようになりました。また、入院患者も怖がっていて、その地域では“幽霊病院”と噂されるようになったのです。そのため病院の評判は下がり、このままでは経営にも影響します。そこでこの不浄霊とこの霊に呼び込まれた他の不浄霊もすべて祓うように依頼されて、この病院へ向かいました。

 その日、私は車ではなく電車で最寄りの駅に到着しました。車を運転して高崎へ行くことに不安を感じたからです。駅には病院の事務長さんが車で迎えに来ていました。私は事務長の運転する車に乗って病院に到着しました。私は車を降りた後、すぐに院内へは入らずに、霊感を研ぎ澄ませて病院の周囲を歩き回りました。そして病棟の中のどのあたりに不浄霊が溜まっているのかを探りました。そのとき私は何か強い視線を感じてその方向を見上げました。それは病棟5階の角の窓でした。その窓を凝視すると、そこには白衣を着た看護婦が立っていました。そして私をずっと睨み続けています。私も目をそらさずに、5階の角の窓を見上げていました。この看護婦が、今の時代の看護師でないことは、その服装からも明らかでした。頭には帽子のような大きなナースキャプを被っています。真っ白なナースキャップの中央には赤で十字のマークが書かれています。白衣は肩のあたりが盛り上がり、襟はタートルネックのように首の上まで伸びています。そしてスカートの丈は、ロングドレスのように“くるぶし”の辺りまで下がっています。この格好は明治時代から戦前までの看護婦に見られたスタイルです。私と看護婦の不浄霊は、しばらくの間、睨み合いました。そして何秒か何分か長い時間が過ぎた後、この看護婦は、突然“ニヤリ”を口元で笑いました。そして私を凝視したまま、手足を一切動かさないで、隣の病室の窓へその姿を移しました。そして体も視線もこちらへ向けたまま、さらに隣の病室へと、流れるようにスーッと移動して行ったのです。それは病棟の反対側の角の窓まで続きました。窓と窓の間には壁があって、病室が仕切られているはずです。それなのに口元で不気味に笑いながら、身体を動かさないまま壁をすり抜けて移動したのです。この気味の悪い笑みと、身体を動かさないまま、窓をスライドしていく不気味な姿が、今でも脳裏に焼き付いています。この看護婦の不浄霊は、このあと除霊をして追い払い、病棟には結界を張りました。ですからその後、この病院での幽霊の目撃談は、ほとんど聞かれなくなりました。しかし、私はこの不浄霊をあの世へ上げたわけではありません。病院から追い払い、病院には結界を張って戻れなくしただけです。ですからこの不浄霊は今でもこの辺りの留まって、どこかの病院で看護婦として働き続けているはずです。  

 この看護婦は、太平洋戦争のときにこの近くにあった高崎の陸軍病院で働いていました。まじめに仕事に取組み、自分の仕事にやりがいや生きがいを感じながら勤めていたのです。しかし、1945年7月10日に、マリアナ諸島を飛び立ったB29大型爆撃機とアメリカ空母から飛び立った小型艦載機による高崎空襲が始まりました。それは7月下旬、8月5日と繰り返されていきました。その負傷者の看護を精力的に行っている中で、8月5日の大空襲では、テニアン島を出撃した100機のB29による夜間爆撃で、死者535名、負傷者600名、家屋の全半焼1万軒以上とう大きな被害を出したのです。この爆撃には焼夷弾が使われましたので、高崎の町は一面が“火の海”になりました。そのときこの看護婦は全身が炎によって焼けただれて、苦しみの中で死んでいます。そのときに「死にたくない」「生きてたくさんの人たちを助けたい」という強い思いが、生への執着を産んで現世にとどまってしまったのです。家族もこの空襲で亡くなってしまったので、葬儀も納骨も行われないまま、ずっと病院にとどまって働き続けているのです。この不浄霊の不気味さと、悲劇のような悲しい死のいきさつが私の心に強く刻み込まれたのです。この女性の亡くなった命日が近づいてきたこともあって、ここのところ私のところにしばしばやってきているのかもしれません。命日にはしっかりと手を合わせて成仏を祈りたいと思います。

 

古峯神社

 

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霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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