今は6月23日の午後ですが、テレビを付けると“沈没したタイタニック号の見学ツアーへ出かけた潜水艇の事故”について各局が伝えています。昨日までは、潜水艇に96時間分の酸素が残されていることで、まだ乗客が生きている可能性について伝えていました。しかし、今は18日に通信が途絶えた直後に、海底で何かが爆発したような音が、アメリカやカナダ海軍の捜索隊に記録されていたと報道されています。また、無人の探査艇の映像には、沈没したタイタニック号から500m離れた地点で、水圧で押しつぶされたような潜水艇の残骸が見つかったという情報も伝えられています。何にしてももう、潜水艇に残されていた96時間の酸素は使い切っていますから、仮に潜水艇の船体が無事だったとしても、5人の乗員・乗客が生き残っている可能性は無くなりました。
「タイタニック号」は、総トン数4万6328トン、全長269・1m。現在の海上自衛隊の艦船で最大の大きさを誇る護衛艦「いずも」は、総トン数2万6000トン、全長248mですからいかにタイタニック号が巨大であったのかわかります。タイタニック号は1909年3月31日に起工、1911年5月31日に進水、1912年3月31日に竣工。そして1912年4月10日に、乗客・乗員2224人を乗せてイギリスのサウサンプトンからニューヨークへ向けて、処女航海へ出航しました。そして出航から4日が経過した1912年4月14日23時40分に巨大氷山に激突して、2時間40分後の4月15日午前2時20分に、大西洋のニューファンドランド島の沖合に沈没しました。当時は航路上に「海氷が存在する」という警告を7件も受けていたにも関わらず、タイタニック号の見張りが氷山に気づいたとき、船は最高速に近いスピードで進んでいました。船は衝突を避けようとして、舵を切りましたが、船体の右舷が斜め方向から氷山に衝突しました。そして全16区画ある船体は、最大4区画が浸水しても沈まない設計でしたが、この衝突によって5区画が浸水してしまい、わずかな時間で沈没してしまったのです。しかも、“救命ボート”は約半数の乗客分しか用意されていません。そのためタイタニック号は1000人以上の乗客・乗員を乗せたまま、水温マイナス2度の冷たい海へ沈んで行ったのです。そして船から離れて亡くなった人も入れると、1514人が真っ暗な深夜の海で命を落としたのです。
テレビを付けると、今回の観光ツアーで使われた“タイタン”と言う潜水艇の不備や運航会社の管理体制の問題点が指摘されています。確かに水深3800mまで潜るというのは、観光のレベルではなく、命がけの“冒険”になります。深海で何かあっても海面へ戻るまでに8時間以上も時間が必要になりますから、観光気分で行ってはいけない場所なのです。しかし、私からすると、これらの問題以上に気になるのは、1500人の人たちが無念の思いで命を落とした現場へわざわざ大金を払って観光へ出かけていく気持ちがわかりません。楽しいクルージングの最中に突然命を奪われた多くの人たちは、きっと“もっと生きていたい”という無念の思いを抱いて亡くなったことでしょう。その思いは生に対する強い執着となって亡くなった場所にとどまっています。以前、このブログで1955年7月28日に起きた三重県の女子中学生36人が水泳訓練中に突然、溺死した「橋北中学校水難事件」について紹介しました。私自身も海を見るのは大好きですが、もう何十年も水には触れてはいません。それは霊の影響によって海で危うく死にかけたことが何度かあるからです。海水浴に来て溺れて亡くなった人も、戦争で自分の船が撃沈されて命を落とした人も、津波に飲まれて海に流された人も、世界の海は一つにつながっていることを忘れてはなりません。霊的に見ると海は非常にリスクのある場所ですから、砂浜の上や防波堤越しに眺めていた方が無難です。私から見ると、1500人の方が亡くなっている海底3800mの深海に、観光ツアーに出かけるのは、自殺行為としか言いようがありません。
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■書名
霊界が教えてくれる
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■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方