動物には~視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚~の五感を越えた第六感が備わっています。アフリカの広大な大地にいる動物が、100キロ以上の離れたところにいる獲物を感じて真っすぐに狩りへ向かいます。肉食動物以外でも、乾いた大地の中にある“小さな水場”まで、何十キロも歩いてやってきます。もし途中で道に迷えば飢えて息絶えてしまいます。しかし、道もレーダーも案内板もない広大な大地を迷わず、動物たちはまっすぐに目的地までやって来れるのです。これは「優れた嗅覚や聴覚のおかげだ」と考えている人もいます。ただ、どれだけこれらの感覚が優れていても、100キロ先の匂いを嗅ぎ取ることはできないでしょう。
同じように動物の仲間である我々人間にも第6感は備わっています。それは「直感」とか「霊感」とか「インスピレーション」と呼ばれる感覚です。「第六感」という言葉自体は、日本由来の言葉ではなく、17世紀末にイギリスの哲学者(シャフルベリ)が「超感覚的知覚(Extrasencory Perception=ESP)」として使い始めたと言われています。私たちも、自分自身や家族に“生命の危険”が訪れた際に、「虫の知らせが届いた」という経験している方はいると思います。たとえば給食の時に、いつも掻き込むように一気に食べつくしていた子供が、その日に限ってかなり残していました。するとその日の給食を食べた多くの子どもが食中毒で入院したのです。入院した子供たちは味の変化に誰も気づきませんでした。しかし、その日に限ってその子供は、「何か味が変だったから途中で食べるのやめた」と話していたのです。飛行機が墜落するような大きな災害が発生したとき、運悪くたまたまその飛行機に乗り合わせた人と、運良くその飛行機に乗らなくて命拾いをした人がいます。以前、チェルノブイリ原発で働いていた人の中に、爆発事故の2日前から、「気持ちがそわそわして落ち着かなかった」とインタビューに答えていた作業員が複数いたという記事を読んだことがあります。物事は、良い出来事よりも悪い出来事の方が力が強いので、良い出来事は感じにくく、悪い出来事の方が感じやすいのです。ですからこれから訪れる“良い出来事”は感じにくく、“嫌な予感”はしばしば的中してしまうのです。私も東日本大震災の時は、ちょうど午後から出張鑑定の予約が入っていました。普通に支度をして、車に乗って面会場所まで出かけようとしていたのですが、何か気が重くて家を出る気持ちになれません。それでも家を出て15分ぐらい車を走らせたとき、ここまでにあったいくつかの信号のほとんどが、黄色から赤に変わり停車していたことに気づきました。ブレーキを踏んでいる間も“嫌な胸騒ぎ”は止まりませんでした。そこで「これは何かの警告ではないか。このまま出かけると、きっと嫌なことが起こる」と確信して、家に引き返しました。そして面会の相手には丁重にお詫びをして出張鑑定の日時を変更してもらいました。もし出かけていれば、私は地震後の大渋滞に巻き込まれて、食べ物もトイレもない中で、家に帰るのは翌日の昼になっていたはずでした。
私のように霊的な間口の広い人=霊感体質の人は、良いケースでも悪いケースでも、霊感が働きます。私は物心ついた子供のころから霊感がありましたが、誰かと約束をすればその場所へその時間に行くことは当たり前のことです。ただ、その約束を重視して、“嫌な予感”や“警告”を無視して出かけて行って、案の定、嫌な出来事に遭遇したことが何十回もあります。そこまで試行錯誤を繰り返せば、あまりにもルールや常識を逸脱しない限りは、自分の感覚を信じて行動できるようになります。
霊的な間口の狭い人=霊感体質でない人は、自分の直感や霊感に頼る時、どうしても自分の願望に左右されますから、正確に未来を予測できません。逆に霊感体質の人は、自分の願望に関わらず、正確に未来を感じ取れる度合いが高いので、当たり前でない判断であっても、心の声を重視して行動してください。それによって救われることがあります。
【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
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■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方