第１１７６回　朝の光

　今日は朝起きた後、近所にある“氏神様”まで散歩をしてきました。私は数多くの慢性疾患を持っています。食事の前後には20錠以上の薬を飲まなければいけないので、それが面倒で食事をしたくなくなるときもあります。このような状態ですので散歩は健康のためというよりも“生きるため”に必要なのです。私の場合は浄霊などで、室内で何日間も座りっぱなしでマントラを唱え続けることがあります。厚生労働省によると、身体及び心の健康を保つための3要素は、「適度な運動」と「バランスのとれた栄養・食生活」と、「心身の疲労回復と充実した人生を目指す休養」と書かれています。分かりやすく言うと「運動」と「食事」と「睡眠」になります。この中で私がもっとも足りていないのは、明らかに“運動”です。そのため最近では、努めて体を動かすようにしているのです。

　以前、糖尿病が悪かったときには、車通勤を電車通勤に替えました。それも帰宅時は最寄り駅の2駅手前で下車して、歩いて帰りました。私の糖尿病は“2型（生活習慣によるもの）”ですので、運動を習慣づけることによってかなり数値は良くなります。そうやって改善した時期もあるのですが、ここのところ忙しさにかまけて、ほとんど体を動かさずにいました。検査は毎月受けていますが、運動不足はすぐに数値に現れます。最近は毎月、悪化する一方でしたので、先月あたりからまた、本腰を入れて運動を続けています。今朝も早く目覚めましたので、運動の一環として散歩に出かけたのです。

　私は特にノルマを課しているわけではありませんので、のんびりと歩いていたのですが、ちょうど神社に入る時に、雲の切れ間から朝の日光が差し込みました。それがハッとするほど気持ち良かったのです。都会でも朝の空気はきれいで張りつめています。凛とした良い緊張感のある空気に降り注ぐ太陽は、私の全身にダイレクトに浸透していきます。いつも来ている見慣れた神社なのですが、今日は明らかに違う良い刺激を私に与えてくれました。その感じはパワースポットでパワーを充填しているときと同じでした。何か改めて生命の源＝太陽の力を感じさせられました。考えてみれば、私は数あるパワーストーンの浄化法の中で、いつも日光に当てることを最も推奨していました。それは素直な私の実感から導いた答えです。たとえば私は天気の良い日に、天然塩を敷いた大皿の上に置いた数多くのパワーストーンをベランダへ並べます。私は自分を守るために相当数のパワーストーンを持っていますので、大皿を１０皿ぐらいはベランダに出します。そして日が陰ってきたころに室内に取り込みます。その石を握るとパワーストーンは明らかに元気になっています。左手に握った時に感じるパワーが全然違うのです。さらに午前中の日光と午後や夕方の日光に当てた時と比べると、元気度が異なります。午前中の日光に当てたときの方が強くパワーを感じるのです。つまり自分の経験則として、朝の太陽に力があることは分かっていました。しかし、今日は改めてそのことを実感させられました。

　また、いつも見慣れた景色の中で、何かハッとする瞬間に出会えることも自分を元気にさせてくれます。いつも通勤で歩いている見慣れた道でも、少し目線をずらして見てみると、道路の脇の植栽の中に赤や黄色の花が咲いていることに気づくことがあります。茶色の土や緑の葉の中にある鮮やかな赤や黄色は、あなたの感性を刺激して、その瞬間、笑顔にさせてくれるはずです。そして笑顔でスタートした1日は、何かワクワクした一日の始まりを予感させてくれます。

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