プライオリティは物事の“優先度・優先順位”のことです。先日、私に相談された女性は、転職について悩んでいました。この方は難しい資格を持っています。この資格は実践的で会社の利益に直結しています。ですからこの資格を持っている人は、転職先には困りません。実際この方も、経営者から「ぜひ、うちで働いてほしい」と声を掛けられている会社があり、その他にも書類選考をパスして面接試験までコマを進めている会社も何社かあります。その中には実際に入社した場合の職場を見学させてもらった会社もあります。仕事に就けなくて困っている方がたくさんいる中で、何とも羨ましい話ですが、この人はこの人なりに悩むことが多くあるのです。

 まずこの女性はとても神経質で繊細です。ですから上司や同僚のちょっとした一言に傷ついたり、気にしてしまうことが良くあります。仕事は細部まで神経を使ってきっちりと行うタイプです。ですから仕事の結果が付いてこなかったり、上司やお客様から仕事上の問題点を指摘されたりするといつまでも悩んで落ち込みます。ですから職場の人間関係がとても気になります。特に今までの自分の経験上、比較的良い人間関係が保てた上司は、“年長者の男性”になります。女性や年下の従業員とは、あまり良い人間関係にはなりませんでした。ところが今回、経営者から「ぜひ、うちで働いてほしい」と言われている会社では、上司は年下の女性になります。その上司と上手くやって行けるのかどうかがとても不安なのです。あとは年上の男性が上司になる職場もあります。その上司とは上手くやって行けそうだと感じました。ただし、この会社ではお客様へ車で配達する仕事があります。この人は車の運転は大好きです。また、狭い事務所の中で一日中顔を突き合わせていれば、特に仲の悪い同僚ではなくても、息が詰まることもあります。そういった意味では、配達の仕事があることは、運転の好きな人にとっては“良い気分転換”にもなります。

 ただし、車を運転して配達をすれば、交通事故の危険は常にありますし、社内のように同僚や上司という自分の味方がいない中でお客様と一人で向き合うことになります。その不安は内勤の仕事よりも大きくなります。さらに経営者から期待されて働けることは、“やりがい”につながりますが、その期待はプレッシャーやストレスになることもあります。つまり、繊細で神経質な人は、仕事に対する期待や”やりがい”よりも、さまざまなリスクが頭に浮かんでしまうのです。それを良い方に解釈して、ポジティブに考えられれば良いのですが、神経質な人は多くの場合、そのことで不安を広げてしまうのです。

 私はこの人の話しました。

「新しい会社を選ぶときは、給料や休日や勤務地、勤務時間、仕事内容など、目に見える情報に基づいて選択します。しかし、会社を辞める時は、仕事の内容よりも、上司や同僚との人間関係、そして仕事から受けるストレスなど、目に見えない問題に堪えられなくなって辞めていくことがほとんどです。つまり、さまざまな条件の中で、あなたが最優先に考慮しなければならない問題は、この会社に入って“良い人間関係が築けるのかどうか”この点がもっとも重要なのです」

 この人は新しい会社に入るに当たり、すべての条件の整った会社(=最もリスクの少ない会社)を選ぼうとしていますから、なかなか決めることができないのです。ですからさまざまな条件の中で、この人にとってもっとも重要な“良好な人間関係”を作れる会社を基準に選択すれば、おのずとどの会社を選ぶべきかは決まってくるのです。そして私が入社後の人間関係を霊視した結果は、この人が面接や職場の見学で訪れた会社の印象と完全に一致していました。そしてこの人は、自信を持って新しい会社へ転職して行ったのです。

 何かの問題が起こる時、その問題が一つであることはむしろ少ないのです。だれでもいつもさまざまな問題が頭の片隅にあって、そのことで頭を悩ませています。複数の問題が頭の中に渦巻いていると、それを考えただけで疲労してしまい、問題を改善するための具体的な行動を取れなくなります。それは言い換えれば、複数の問題を並列にして目の前に並べているからです。だれでもたくさんの問題に囲まれていれば、それを考えただけで疲れます。ですからそうではなくて複数の問題の中で今やるべき問題は何か。その優先順位を付けて、その順番に目の前に直列に並べていくと、常に自分は一つの問題と向き合うことになります。そうやって一つ一つの問題解決に力を集中して取り組めば、気が付くとすべての問題は解決されていることになるのです。

 

 

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霊界が教えてくれるこの世で幸福になる方法

 

■書名

霊界が教えてくれる

この世で幸福になる方法

■著者:霊能者SHUN(シュン)

■四六判248頁

■定価1650円(本体1500円+税10%)

■ISBN978-4-341-08818-7

■発売 株式会社ごま書房新社

 

 目次

序章:地球の誕生と人類の出現

第一章:霊界の存在とその仕組み

第二章:人の縁の不思議

第三章:心霊スポットが危険な理由

第四章:霊障は理不尽なもの

第五章:先祖と私たち

第六章:この世の上手な過ごし方

 

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