自分の戸籍上の苗字でも名前でも家庭裁判所の許可を得て、役所へ届出を出せば変更することができます。ただし、苗字を変更したいときは「氏の変更許可の申し立て」、名前を変更したいときは「名の変更許可の申し立て」、そして両方を変更したいときは、両方の申し立てをしなければなりません。ただし、苗字を変更する場合は“やむを得ない事由があること”、名前を変更するときは“正当な事由があること”が必要になります。それでは家庭裁判所が判断する「やむを得ない事由」とか、「正当な事由」とは、具体的にどのようなものをいうのでしょうか。裁判所の見解では、「やむを得ない事由」とは、「氏の変更をしないとその人の社会生活において著しく支障をきたす場合」のことで、「正当な事由」とは、「名の変更をしないとその人の社会生活において、支障をきたす場合」とされています。したがって単に「個人的な趣味、感情、信仰上の希望等」では、「やむを得ない事由」とか、正当な事由」とは認められません。もっと言えば、改名の動機の「正当性・必要性や社会的な影響」を考慮して判断されます。たとえば、「婚姻前の氏に戻したい」とか、「外国人の配偶者の氏にしたい」とか、「難しくて正確に読まれない名前を変えたい」とか、「奇妙な名前」であるような場合、或いは「同姓同名者が身近にいて不便である」とか「異性と紛らわしい」とか、「通称として長年使用してきたようなケース」も認められることがあります。さらには「親子の縁を切りたい」とか、「キラキラネームを変えたい」とか、「いじめの理由になっているケース」などでも、改名の申し立ては行われています。
私の知り合いの中でも、改名した人は二人います。一人は「北条さん」と結婚したことによって、氏が変わって「北条政子さん」になった方がいました。北条政子は鎌倉幕府を開いた「源頼朝」の妻として有名です。政子は生涯で2男2女の4人の子どもをもうけましたが、全員が若くして非業の死を遂げています。数奇な運命をたどった女性ですので、その名前を名乗ることがはばかられて、改名の申し立てをして認められました。もう一人は結婚して性が変わったことで、義母と同姓同名になった人がいました。しかも結婚後、夫の実家で同居していましたので、名前が紛らわしくて生活に支障があるということで、改名を認められました。
私にも改名の相談は何回かありました。皆さん、心配するのは、“改名によって運気が大きく変わってしまうのではないか”ということです。姓名判断を見れば、名前の画数で占っていきますから、改名してしまえばその人の運命も大きく変わることになります。私は名前について、出産時に「名付け親」になってほしい等、ときどき依頼を受けることがあります。ただ、私が名前で重視するのは名前の文字や画数ではなく、“音”になります。私は除霊や浄霊で日常的にマントラを唱えている人間として、“言霊”の力は良く承知しています。言葉には言霊と言われるように確実に“力”があります。ですから改名に際しても、文字や字画よりも言葉の“音”を重視して答えています。声に出した時に、“良い響きのある言葉”“幸せな未来がイメージできる名前”を勧めています。名前は他人から自分に向けて投げかけられる“最も数の多い言霊”です。ですから良い言霊が飛んでくればその人生に良い影響を与えますし、その逆ももちろん生じます。つまり改名によってその人の運命が変わることは「十分にあり得ることだ」と、私は考えています。
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■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方