亡くなった“死体”が死後に動くことがある。以前、そんな記事を読んだ記憶があります。その記事によると、アパートの一室で首を吊って自殺をした人がいました。その人には仲の良い友人・知人がいなかったために、死後10日の間、室内のロフトにかけたロープに吊り下がっていたのです。当時は冬でしたので、死臭はそれほどひどくはありませんでした。そのため近所の人も管理人もこの人の自殺には誰も気づきませんでした。しかし、あるとき警官がこのアパートにやってきて、管理人に頼んで室内に入ったところ、ロフトから吊り下がっている死体を発見したのです。遺体は死因を調べるため解剖に回され、鑑識は室内の様子をくまなく調べました。その結果、死因は縊死(いし:首を括って死ぬこと)と判明しました。そして窓のカーテンはしっかりと閉められていて、室内の様子は外からは見えません。室内の窓や扉はすべて内側から施錠されていて、人が入って形跡はまったくありませんでした。したがってこの人は自分で“首つり自殺”をしたものと断定されたのです。
しかし、妙なことがあります。警官は110番通報によってこの部屋にやってきました。通報ではこの部屋で人が自殺していることが伝えられたのです。そこで警察では、最初は死臭を感じて隣の部屋の人が警察へ通報したのではないかと思いました。しかし、警察が確認したところ、このアパートや近所の住人の中に警察に通報した人は誰もいませんでした。そこで“空き巣”など、誰かがこの部屋に入って死体を発見して、怖くなって警察に通報したのではないかとも思われました。しかし、人の入った形跡はまったくありません。そしてもし、この家に入った人が通報したとすると、勝手に人の家へ入る=犯罪者が自ら警察へ通報するのも不自然です。いったい誰がこの死体を発見して警察へ通報したのか。しかも、その通報では、「室内に死体がある」と言ったのではなく、「この部屋に自殺した人がいる」と死因まで特定しているのです。死因はすぐに判明したものの、この謎が解けませんでした。
しかし、しばらくして通報者の謎は解けました。自殺した人のご家族が遺品を調べている中で、スマホの発着信履歴をチェックしました。すると自殺した人の最後の発信履歴が“110番”だったのです。ただ、発信した時間は、死亡推定時刻から2日も経過した後だったのです。警察ではすぐにスマホを回収して、自殺者がタイマーなどを使って死後に警察へ通報するようにセットしたのかを調べました。しかしスマホにはそのような形跡は何もありませんでした。また、自殺者が首を括る直前に、自分の死体を早く見つけてもらいたくて、自ら警察へ通報していたのかもしれません。それが鑑識の出した死亡推定時刻にずれが生じて、死後2日経ってから通報したように、間違った鑑定を出したのかもしれません。しかし、今の鑑定技術を考えれば、わずか10日の中で丸2日もずれが生じることは考えられません。それでは自殺をした2日後に、誰も侵入した形跡のないこの部屋の、自殺者のスマホを操作したのは誰なのか。それは自殺者以外にはいないのです。
そんなことが実際にあるのか。私は先日発売した本の中でも詳しく書いていますが、死後に遺体が動いたとしか考えられない出来事は過去にいくつも目撃されています。たくさんの人が亡くなった災害とか戦災の現場では、そこで活動した自衛隊や警察の方の話の中で、
「死体の場所が変わっていた」とか「死体が動いていた」
と言う話はいくつも出ているのです。
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■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方