人は誰でも体の中に“霊的な間口”を持っています。不浄霊に憑依されたり、人の本心を感じ取る時、霊体や人の思いはこの間口を通って体に伝わります。ですからこの間口が大きな人は、霊体験をする頻度は高くなり、人の思いを感じ取れる分、他人に振り回されることもあります。この間口の大きさは生まれた時から決まっていますが、霊体験をしたり、ここを通過するものが増えてくるとどんどん広がっていきます。相談者は元々この間口の大きさは普通の人よりも広かったのです。それが何度か霊体験をするたびにさらに広くなって、普通の人には見えないものが見えるようになっていったのです。霊的な間口が広くなることは、霊的な感度が良くなることと同じ意味です。感度が良くなると、現実の世界(=3次元の世界)では見えないものが目に見えるようになっていきます。
霊的な間口の広がり方や霊的なものが見えるようになるプロセスは人によって異なります。この人の場合は、ある程度間口が広がった段階で、突然さまざまなものが見えるようになりました。私の場合は間口が広くなっていくに連れて、徐々にはっきりと見えるようになっていきました。私は物心ついたころから不思議な体験はしていました。最初のうちは“予知夢”のように誰かの未来を感じたり、人の本心が伝わるようになりました。そのうちに人でも動物でも霊体が見えるようになっていきました。それも始めは、小さな黒い霧のようなものが見えました。その霧がだんだん動くようになって、それが徐々に大きくなっていきました。大きくなった霧はやがて人の形になりました。その人型の黒い霧にやがて色が付いていきました。そして写真のような画像が、少しずつ動くようになって、気が付くと生きている人と同じように見えるようになりました。
また、初めて見る景色なのに、どこかで見ていたように感じる“デジャヴュ(既視感)”や、逆に見慣れているはずの景色を見て、まるで未体験の景色のように感じられる“ジャメヴュ(未視感)”もしばしば経験します。ただ、霊的な間口の広い人の場合、それは予知夢のように“意味のある景色”であることがほとんどです。自分ではどうしてこのような景色を見ているのか、その理由が分からないことはたくさんあります。しかし、後でよく考えるとその土地は過去世や今世で自分とご縁のある場所だったり、自分の探していた場所であることに気づきます。また、自分にしか見えない景色を度々見てから何年か経って、自分がその場所に立つこともあります。そしてその景色をずっと見てきた意味をその時、ようやく理解するのです。他にもその土地に関係している霊に呼び込まれて、その土地に引き寄せられるプロローグとして、まずは体がその場所に行く前に、景色だけが頭に浮かんでくることもあります。
そういった意味では私は自分が死ぬときに見る景色は分かっています。今までに行ったこともない場所なのに何度も見てきた景色です。ずっと何年間も“どうしてこの景色が度々現れるのか”その意味は分かりませんでした。しかし、ちょっとした偶然から“私が死ぬときはきっとこの景色を見ながら息を引き取ること”を理解しました。現状ではまだ、私とその場所の接点はできていません。でも、これからさまざまな偶然やしがらみによって、私はこの場所に少しずつ引き寄せられていくのでしょう。そしてその場所で私の今世は終了します。そのとき私は、その瞬間から始まる人生再生への旅立ち(=輪廻転生)に、大きな期待を寄せて、口角を上げて死んでいくのだと思っています。
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■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方