第１０５０回　怖い霊障

　このブログでもさまざまに書いてきた通り、私は今までに数多くの霊障を受けてきました。一番強烈だったのは、２００３年に「霊視」のホームページを立ち上げた半年後ぐらいだったと思います。除霊中に強い不浄霊と私の霊的な波長が近かったために、その霊と強くつながってしまい、七転八倒するような苦しみが約半年間続きました。不浄霊の影響を受けている人から霊を祓う時は、憑いている人から直接祓うのではなく、一旦、私が吸って一瞬で私から抜きます。食べ物を食べていても、“むせて”しまって食べ物が喉に引っかかることがあります。ちょうどそのような感じで、私に入れた不浄霊が抜けなくなって、私の中にとどまってしまうことがあるのです。除霊中に一瞬のタイミングがずれるとこのようなことが起こります。そうなると今度は私自身が知り合いに除霊をお願いして、抜いてもらうしかありません。自分に憑いたものは、自分では吸い込めませんから、他人に抜いてもらうしかないのです。それでも波長が自分に近くガッチリと憑いてしまった霊は容易には抜けません。私は約半年の間、原因不明の高熱や全身の痛みが続きました。その間は薬を飲んだり、点滴で症状を抑えながら、ほとんど寝たきりのようにベッドに横になることしかできませんでした。そしてホームページで状況をお知らせして、約半年間、サイトを休止したのです。

　これは霊視や除霊の依頼が数多く寄せられて、疲労困憊している中で、無理をして除霊を行った中での事故でした。ホームページを立ち上げて半年が過ぎて、ようやく皆さんからの依頼が増えてきた時期でした。ですから無理をしても、皆さんの依頼に早く、良い答えを出そうとして、冷静な対応ができなかったのです。その結果、却って周囲の人たちにもご心配をおかけしてしまい、大いに反省することになりました。今では危険な依頼を受けることがあっても、十分に自分を守る方策を取りながら、常に自分の足元を見て対応しています。次にあのような霊障を受けてしまうと、もう立ち直れない可能性があるからです。

　先日も電話でマントラを唱えながら除霊をしている際に、久しぶりに危ない霊障を受けました。マントラを唱えながら頭の中では憑いている霊と戦っていました。その際に、何度か首の後ろや肩甲骨から背中にかけて、何かに刺されたような鋭い痛みを感じました。重たい鈍い痛みではなく、チクッとするような強い痛みです。ただ、私は除霊に集中していましたから、痛みは我慢しながら除霊を続けました。除霊は予定通り、約４０分で無事に終了しました。私は電話を切って無事に除霊が終わったことに安堵して一休みしていました。体には特に異変はなく、もう背中の痛みも感じません。久しぶりに受けた鋭い痛みでしたから、気になって服を脱いで痛む個所を鏡で確認しました。しかし、血が出ているわけでもなく、腫れているわけでもないので、安心してこのことはすぐに忘れていました。

　それを思い出したのは、その日の夜です。風呂に入ろうと思ってその日着ていたTシャツを脱いで洗濯カゴへ入れました。そのとき何か形が変だと思い、手に取ってTシャツを確認しました。すると背中の部分が鋭い刃物で切られたように、１０か所以上も破れていたのです。短いものでは数センチぐらい、長いものは３０センチ以上も縦に切り裂かれていました。私が遠隔除霊をしている際に、背中に感じた鋭い痛みの正体はこれだったのです。幸い、肉を切られることはありませんでした。しかし、ボロボロのTシャツを見つめながら、不浄霊の力の強さを改めて感じました。そしてその不浄霊と対抗する除霊や浄霊のリスクも改めに胸に刻みました。２００３年に受けたひどい霊障以降は、そこまでひどい霊障は受けずに過ごしています。ただ、不浄霊と対峙する作業は、一歩間違えば私自身が、このTシャツのようにボロボロにされる危険を常にはらんでいること、そして常に油断することなく緊張感を持って臨まなければいけないことを認識した出来事でした。

【２０２２年９月１日から、全国の書店、インターネット書店（アマゾン・楽天など）で、シュンさんの本が発売になりました。まだ、発売直後の９月５日には、ヨドバシカメラの書籍売上ランキングの「霊・霊界のベストセラーランキング」で、早くも第１位にランクされました。今、悪徳な霊感商法が問題になっています。このような時期だからこそ、霊界や霊の世界がどのようなものなのか、正しくその実態を知って真贋を見極めるポイントを把握していただきたいと思います。もし、書店に在庫が無い場合は、書店を通して取り寄せいただければ入手できます。また、書店での本の取り寄せ方が良く分からない方は、送料（１８０円）を加えて、１８３０円を「住信SBIネット銀行　法人第一支店　普通口座　１０９７８２８　株式会社マルス」までお振込みください。当社から、シュンさんのサイン入りで郵送いたします。その際は郵送先の宛名・郵便番号・住所をメールでホームページに記載した問い合わせ先アドレスまでお知らせください】